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先生と助手が仲良すぎて嫉妬されるお話

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第二話 助手、初めての学園への出向

ユウカ「えっ...?」

“そういう事だからもう家計簿付けなくていいよ”

“今までごめんね”

ユウカ「ちょ、ちょっと待ってください!」

ツーツーツー...

ユウカ「なんで...」

私が言い過ぎたから?いや当たり前だ先生は大人なんだ自分で稼いだお金を好きな事に使って何が悪いんだなのに自分はそんな事も考えずに...

ユウカ「ごめんなさい...」

ユウカ「ごめんなさい!私反省するから!だから嫌いにならないでぇ!」

私は泣き叫んでベットにうずくまる。

~~~シャーレ~~~

先生「ごめんね」

「いえいえ!これくらい大丈夫です!」

先生「ふぅ...疲れたー」

先生「うわっ!もうこんな時間!」

「あ、ほんとですね」

先生「今日はもう終わりにしようか」

「分かりました」

時計は午後23:37を指していた。私はシャーレに寝泊まりすることになっている。

先生「ここが、君の部屋ね」

「はい!ありがとうございます!」

先生「じゃ、私は帰るから」

先生「何かあったら私か連邦生徒会に連絡してね」

「はい!それでは!」

先生「じゃ、お疲れ様ー」

「お疲れ様です!」

そういい先生はシャーレから帰る。

「はぁ...」

先生...思ってたよりもいい人だ。優しくて気遣いができる、そんなお手本のような性格の青年。

「きっとモテてるんだろうなぁ...」

そんな事を思いながら私は寝る準備をするのだった。

~~~翌日~~~

「おはようございます」

先生「うん、おはよう」

先生「どうかな?昨日はゆっくり休めた?」

「はい!お陰様で」

先生「よかった」

そういって先生はニッコリとした笑顔を私に向ける。
私がアブノーマルじゃなくて良かったな、そういう嗜好の人だったら襲われてたぞ。

先生「じゃあ、早速仕事に取り掛かろうか。」

「はい!」

そうして私たちは仕事に取り掛かる。といっても今日は学園に出向くのだが。

~~~ゲヘナ 風紀委員会~~~

先生「やぁ、ヒナ」

ヒナ「先生!来てくれたの?」

先生「もちろん」

「こ、こんにちは」

ヒナ「あら?あなたは?」

「新しく先生の助手を務めるとこになりました三隈勇吉です!よろしくお願いします!」

ヒナ「なるほど、よろしく」

なんだろう?何故か敵視されているような気がするんだが...

先生「さ、ヒナ今日は何すればいい?」

ヒナ「そうね、ちょうど仕事も終わったから甘えさせて//」

先生「えー?もうヒナは甘えん坊さんだね」

ヒナ「ち、ちがうわよ!//」

なるほど、どうやら自分の予測通り先生はモテているらしい。

先生「じゃ、おいで」

あぁ、先生の膝に乗って...セクハラで訴えられないのか?
その時何かにつつかれる感覚がした

アコ「助手さん、貴方はこっちを手伝ってください」

「え?あ、はい」

彼女は...えぇと...行政官だったか...?それにしてもいかがわしい服だ、ここの学園は一体何を考えているんだか...

アコ「この書類を一緒に片付けますよ」

「え?いや、私がですか?」

アコ「あら?貴方は助手なんですよね?」

「え、えぇ...そうですけど...」

アコ「なら手伝ってください、先生はいつもやってますよ?」

そういって彼女は微笑む。先生がこれをいつも?もしかしてシャーレの先生って普通の先生よりもブラックなのか...?

取り敢えず書類を手に取って内容を読む。

「ええ?」

内容はどれも請求書ばっかりだ。

“先日の騒動での公共物破損等の修復代”

“鎮圧の際に使用された弾薬の補給代”

なんだここは治安が最悪なのか?キヴォトス、噂には聞いていたがここまでとは...

私はこれからの生活で何があろうと先生の助手として責務を全うすることを覚悟するのだった。 
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