| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三千九百二十八話  さらば牛若丸

第三千九百二十八話  さらば牛若丸
 その訃報にまず大阪が言いました。
「お歳でしたさかい」
「ああ、もうな」  
 フランスが項垂れて続きました。
「むしろここまでだな」
「小柄だったけれどな」 
 イギリスはその人のことをお話しました。
「凄い選手だったよな」
「バントに盗塁にある」
 中国はプレイのお話をしました。
「三振がすげえ少なかったある」
「特に守備だな」 
 アメリカはこちらのお話をしました。
「軽快で強肩だったな」
「ほんまええ選手で」
 大阪はそれでと言いました。
「監督になってからも」
「三回監督になってな」
「日本一にもなったな」
「あの日本一が白眉ある」
「忘れられないぞ、監督としても」
 大阪も連合国の面々もしのびました、背番号二十三番の牛若丸さんはこれからは天国で阪神を見守ることになりました。


第三千九百二十八話   完


                     2025・2・5 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧