ソードアート・オンライン stylish・story
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プロローグ
前書き
アットノベルスから移転してきましたが、よろしくお願いします!!
「ただいま~」
呑気に頭を掻きながら、一人の茶髪の青年が大学から帰って来た。この青年の名前は【結城 修也】。今年から大学に通う18歳だった。
この家族は父親は大手電気メーカー最高責任者。母親は大学教授と良家だった。そして修也が玄関から上がると一人の少女が目に入った。
「おっ!!明日奈。帰ってたのか?なあちょっと聞いてくれよ。今日大学でよ・・・」
「・・・」
修也が馴れ馴れしいように話しかけるがその少女は返事一つ返さずに、自分の部屋に入っていった。
あの少女の名は【結城 明日奈】。修也の3つ下の15歳。つまり修也の妹だった。修也は両親から決められた道を進んでいたが、彼自身もそんなに興味を引く物が無かった。よって何も考えずに人生を送っていたが、彼女はそうは行かなかった。
自分を束縛感と恐怖感に覆われ、心を閉ざしてしまった。それは兄である修也も同等の扱いを受けていた。そして修也は三人兄弟だった。修也の上には【結城浩一郎】と言う兄がいる。つまり修也は次男に当たった。
「相変わらずだな・・・あいつは。まあその気持ちは分かんねくもねえけど・・・」
馴れ馴れしい言葉から一変して真剣な顔立ちになると修也はこう言った。
「このままで良いのかよ?お前は・・・」
彼もそれなりアスナの事を考えているようだ。
「あ~あ。俺らしくねえ事考えちまったぜ。さっさと課題終わらせて、DMCの続きと行こうか!!」
真剣な表情を浮べていたが一変してチャラチャラした性格に変わる修也。結論から言うなら、彼は良く分からない男子であることだった。そして・・・その日はやってきた。
~~~~~~~~~~~~
休日。今日はバーチャル・マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム…通称VRMMORPGの【ソードアート・オンライン】が稼動し始めた。仮想空間への接続機械『ナーヴギア』を使う事によって完全なバーチャルリアリティを楽しむ事が出来るゲームだった。ゲーム好きな修也もナーヴギアを購入し、βテストを受けたが、あまり興味を引かなかったのかやってはいなかった。
「俺はあっちよりもこっちの様々な武器を使える方が楽しいってもんだぜ!!それに主人公も好きだしな!!」
そう良いながら元祖・悪魔狩りを進めていく。しかし・・・ここで友人から着信が入る。修也はボタンを押し、話を開始する。
「何だよ?せっかく人が楽しんでいるとこなのよ」
「大変だぜ!!テレビ付けて見ろよ!!」
「はっ?テレビ?何か大きな事件あったのかよ?」
修也は一旦セーブをし、ニュースを見るとそこには驚愕の内容だった。
【SAOログアウト確認できず!!死者発生!!】
これには修也も驚きを隠せないようだった。
「何だよ・・・?これは!?」
「今日から正式稼動するSAOは知ってるよな!?何でもインした人たちが帰ってこれてねえみたいなんだ!!そして無理に外そうとしたら、脳が何かに破壊されたって現象が起こってるらしいんだ!!」
ここで修也の脳裏に嫌な予感が走る。修也は慌てて電源を切るとアスナの部屋に飛び込む。
「アスナ!!」
そこにはナーヴギアを頭につけたアスナがベットに横たわっていた。ナーヴギアは仮想しているがアスナは植物人間のように横たわっていた。
(恐らく脳が破壊されたってのは、強力な電磁パルスによるものかもしれねえな。それなら脳波・・・信号を元に自動的に発動させることが出来る。ったく・・・開発者の茅場晶彦はとんでもねえ事を考えやがったな!!)
茅場晶彦はナーヴギアを作り出した第一責任者。SAOの開発にも大きく貢献したとのことである。そして現状・・・アスナがSAOの中に居る事を確認した修也はその友人に電話をかける。
「修也?どうした?」
「悪ぃ、俺しばらく学校休むわ」
その意図に気付いた友人が声を張り上げる。
「っ!!お前まさか、SAOにインするつもりか!?」
「バレちまったか。そんなことだ。妹がSAOにいるからな」
「お前が話してくれたアスナって娘か?やめておけよ!!お前、二度と帰って来れねえかもしれねえんだぞ!?下手したら死ぬぞ!?」
友人が言うのも無理はなかった。何が起こっているかも分からずに死人が出ているゲームにインするのは死にに行く事と同じ事を意味していた。
「かもな・・・けどよ」再び、あの表情と声に戻る。
「妹が・・・家族が危ねえってのに、それを見過ごすってのは俺には出来ねえよ」
その声には家族を・・・アスナを思う事がすぐに分かるほどだった。それを理解したのか、はあと溜め息を付きながら答える。
「分かったよ。内緒にしておいてやる。けどこれだけは言っておくぜ?・・・死ぬなよ?修也!!」
「当ったり前だ。ゲームなんかで死んでたまるかよ!!」
「帰って来たら、何か奢れよ?」
「ああ!!」
そう言うと携帯を切ると自分の部屋に仕舞っていたナーヴギアを接続し、ダイブする準備を整えた。
(待ってろよ、アスナ!!)
そしてナーヴギアを頭に装着し、SAOの中に入る台詞を放つ。「ナーヴギア!リンクスタート!!」修也に待ち受けるものはまだ、誰も分かりはしなかった。
後書き
これからよろしくお願いします。
最後にお願いです。指摘をしてくれるのは構いませんが、一言感想をお願いします。労いでもオッケーです。そしてなるべく優しい言葉でお願いします。
では、感想と指摘。よろしくお願いします!!
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