ドリトル先生の長崎での出会い
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第六幕その一
第六幕 軍港の街
先生はこの日は佐世保市で学会に出ました、当然動物の皆も一緒ですが長崎からこの街まで電車で行ってです。
皆まさかというお顔になってです、こうお話しました。
「長崎から島原までも結構な距離があったけれど」
「佐世保までもだね」
「長崎県も広いね」
「そうだよね」
「そうだよ、長崎県は広いんだ」
先生もその通りだと答えます。
「日本の都道府県はそうした場所が多いね」
「一口に都道府県って分けられていても」
「そうだよね」
「県内で地域があって」
「中を動くと結構広いね」
「私達が暮らしている兵庫県もそうだね」
この県もというのです。
「神戸があってね」
「姫路市や西宮市があって」
「山の方もあって」
「日本海側もあって」
「地域の違いあるね」
「そうだしね、日本の都道府県はその中で地域性があるものだよ」
そうだというのです。
「これまで私達が行ったどの都道府県もそうだったね」
「そう言われると確かに」
「沖縄も北海道もだったし」
「奈良県も滋賀県も京都府も」
「三重県だってね」
「和歌山県もそうでね」
そしてというので。
「大阪府もだね」
「何か三つに分かれてるよね」
「大阪は大阪で」
「昔の国で言うと摂津と河内と和泉」
「三つになっているね」
「そうだよ、それで長崎県もなんだ」
皆と一緒に今いるこの県もというのです。
「それで距離もだよ」
「あるんだね」
「地域性があって」
「そうなっているんだね」
「そうだよ、だからそれぞれの地域を学んでも面白いよ」
そうだというのです。
「実際私はそうもしているしね」
「そうだよね」
「本当にね」
「それも面白いね」
「学問だね」
「そうだよ、そしてこの佐世保市はね」
佐世保駅を出たそこで言うのでした。
「軍港なんだよ」
「長崎が貿易港で」
「佐世保は軍港だね」
「帝国海軍の港があって」
「今は海上自衛隊の港があるね」
「アメリカ海軍の港もあってね」
この軍隊のというのです。
「アメリカ軍の人もいるよ」
「そうだね」
「じゃあそうしたこともだね」
「学べるね」
「ハウステンボスも行くしね」
こちらにもというのです。
「楽しみにしておいてね」
「ああ、あそこだね」
「とても素敵な場所らしいね」
「オランダの雰囲気の」
「オランダのある街を再現したんだよね」
「そんな素敵な場所もあるからね」
だからだというのです。
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