八条学園騒動記
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第七百八十四話 海賊の場所その八
「漫画でもライトノベルでもね」
「忍者は強いわね」
「けれど実は」
「隠れるのよね」
「それで逃げるのがね」
そうするのがというのだ。
「本来だよ」
「そうよね」
「戦うことはしないよ」
「そうね、しかし海賊とはね」
「忍者は全く違うよ」
「同じ日本のものでも」
「倭寇とね、しかし」
それでもというのだった。
「やっぱり刀使うね」
「日本だから」
「やっぱり日本は日本刀なんだね、しかしね」
トムはまた言った。
「日本刀って鬼でも魔でも切るね」
「退魔の剣とかでなくても」
「普通の刀でも妖怪とか倒せるね」
「日本の童話とかだとそうよね」
ペリーヌも確かにと頷いた。
「どんな刀でもね」
「鬼でも何でも倒すね」
「名刀でなくても」
「確かに名刀はあるけれど」
それでもというのだ。
「それ以上にね」
「使う人次第ね」
「使う人が強いと」
それならというのだ。
「鬼でも何でもね」
「倒せるわね」
「刀に霊力が入って」
そうしてというのだ。
「そうなって」
「どんな刀でも」
「日本刀は」
「魔を倒せるのね」
「そうだね」
「本当にね」
ペリーヌはさらに言った。
「日本だとね」
「聖剣とかないよね」
「それしか魔を倒せない様な」
「銀の武器とかね」
「狼男だと」
ペリーヌはこの妖怪の話をした。
「よく言われるわね」
「うん、銀の銃弾でないと倒せない」
「そうね」
スターリングと蝉玉が言ってきた、尚実際は銀の銃弾でなくとも倒せる。これは映画の設定からくる話の様だ。
「言われるわね」
「そうね」
「ええ、けれどね」
「日本だとね」
「そんなお話なくて」
それでというのだ。
「例え狼男でもね」
「日本刀で倒せるみたいね」
「確かね」
ペリーヌはさらに言った。
「狼に変身するお婆さんに襲われたとか」
「そんなお話あるんだ」
「日本にも」
「日本ではあまりないけれどね」
二人にさらに話した。
「狼に襲われるってね」
「確かにないね」
「そうね」
二人も確かにと頷いた。
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