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故郷は大空にあり

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第二章 ミッションEX : 肩にある傷
  第十七話 点ではなく面で。

 
前書き
武器種だけ。
F/A18:ショットガンと盾
SU30:グレランとアサルト
EF-2A:魔改造アサルト
F15C:アサルト(改造)
F15S:アサルト(遠距離適応)
yak-131:スナイパーライフル

部隊の武器は白と青で銃身は黒。
基本は白色に、そこに線で青色が入っている。
yak-131は白色のヘルメットをつけている。 

 
ブロロロロロ……
私たちは駐機場に向かい、ヘリに乗り込もうとしていた。
このヘリに乗り、東京の皇居周辺に着陸、制圧して拠点を作る。
その他に、ヘリ2機に別れ、皇居に向かう。そういう予定である。
提督は、私たち(F/A18・yak-131・EF-2A)のところに乗ってきた。

「出発するぜ?」

何故か聞いたことのある声だ。
まるで半年くらい前、いや、もっと聞き馴染みのあるような…
声の主が、こっちを向いてきた。

「姉ちゃん(F2A)!?」

「えーっと…知ってる人?」

「知ってる人も何も、姉ちゃんですよ!?」

提督の質問に対して、EF-2Aが返す。
私はその一部始終を見ていた。

「っあ…んぅ…」

姉であるF-2Aは、ずっと抱きつかれているため、
困惑が頭を回っていた。

「ところでF2A、居酒屋は?」

「くぅ…今聞くことかぁ?、閉めてきた。」

F2Aは背中をがっちりと掴まれていて、
離れることが出来ない。
だが、任務なので、仕方なくEF-2Aは手を離した。

「…出発する。」

エンジンの出力が上げられ、地面から離れた。
側面ドアは開けたままで、ミニガンなどはない。
あたりは暗く、奇襲にはふさわしい。
一応ミサイルは12発合計で着いているようだ。
羽田空港を離陸して、皇居に近づいていく。

辺りのビル街を抜け、千代田区に入り、皇居に近づいていく。
じっくり見てみると、深海棲艦の特徴を持った人のようなものが見えた。

「着陸地点の敵を殲滅してくれ。着陸出来ない。殲滅するまで旋回待機する。」

「わかった。」

EF-2Aはセーフティーを外し、スコープを覗き込んだ。

瞬間、銃口から眩しい光が放たれた。
その銃弾は真っ直ぐと敵へとむかい、命中した。

「EF-2A、それが戦闘開始の合図だよ。」

「分かってる。」

次々に弾が放たれ、それぞれが敵に命中していく。
深海棲艦のようなものはこっちに気付かず、あっという間に数は減った。
ヘリは空いた広場に近づき、リペリング降下するため、ロープを下ろした。

「少し敵が多いがな、ここしか降ろせなさそうだ。すまんな。」

カラビナをロープに着け、降りる準備をする。

「カラビナチェック!」

「チェック!良し、GO!GO!GO!」

夜の光が灯る東京の景色を見ながら、ロープを掴み、ヘリから飛び降りる。
ロープを高速で降り、地面へ接地する。すぐさまカラビナを外し、EF-2Aが降りてきた。
背中の武器を取り出し、敵へ射撃する。ロープは引き上げられ、ヘリは上空で待機していた。

「yak-131は?」

「yak-131はスナイパーライフルで支援する。救助が必要なら呼んでくれ、しばらくここで支援する。」

敵を目視で視認する。

「3.2.1で撃つよ、EF-2A」

「了解」

「3.2.1!」

ダァン!ダァン!
ダダダダダ

薬莢が排出され、カランカランと音を立てる。
正面にいる敵はそこまで驚異でもなかった。

yak-131の操るスナイパーライフルは、攻めてくる敵をどんどんと倒して言った。
市街地での戦い。それは、とても複雑な戦いだ。街づくりの構造、場所、隙間。
戦車だって、万能じゃない。小回りの聞く戦車関係なく、常に狙われる存在だ。
装甲天蓋も見やすい。だから、戦車だって市街地だと弱点が沢山ある。
その全てを覚えていないとすぐやられる。色々な建物を使える以上、防衛側が圧倒的に有利なのだ。

「yak-131、ビル2つ左!敵スナイパー!」

「了解!」

スナイパーには、俊敏な判断力、多くの体力、他にも色々な事が必要。
観察力だって必要だ。敵を観察し、いつ撃つべきか、そんな判断が多くある。
素早い対応をしなければ、味方がやられる。至極当然のことだ。
だが、それに適応するには、多くの時間が必要だ。
そう考えればyak-131は、よく訓練されたスナイパーだと言える。
「EF-2A、敵の意識がヘリに向いてる。今のうちだ。」

手榴弾のピンを引っこ抜き、敵に投げつける。
わずか数秒後、手榴弾が爆発し、金属片を敵に撒き散らす。

「F/A18、左のビル制圧。」

「クリアリングはできてる。」

「よし、このままいくよ」
───────────────
私たちは、これから数日お世話になるホテルに着いた。
ホテルは東京よりからは少し遠く、深海棲艦の勢力範囲外だ。

「ここか…」

少し離れたところにはあるとはいえ、高いホテルだ。
私たちはホテルに入り、部屋に入った。
提督と私、EF-2Aとyak-131、SU30単独、F15CとF15Sだ。
SU30が少し可哀想だが、よく遊びに来るだろうから問題ない。
キット。
なれない暮らしだが、頑張ろう。 
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