夢幻水滸伝
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第三百七十五話 マチュピチュ会談その五
「ええですね」
「そう、他にサラダやピクルスもあるわ」
「そういったものも食べながら」
「食べましょう、お肉を食べて」
そうしてというのだ。
「お酒もお野菜もよ」
「楽しむことですね」
「そうよ、そしてね」
さらに言うのだった。
「デザートもあるし」
「楽しむことですね」
「そうよ、今はね」
「それでは」
「お肉も色々ありますね」
チェチーリアは自分の皿の上の大きなステーキの様な牛肉を見て言った。
「この牛肉に」
「鶏肉、豚肉、マトンってね」
「そうですね」
「鰐もあるし」
見ればその肉もあった。
「この世界ならではの大蜥蜴のお肉もね」
「ありますか」
「何ならね」
アレンカールはチェチーリアに笑ってこうも言った。
「アナコンダのお肉もね」
「ありますか」
「これが結構いけるのよ」
アナコンダの肉がというのだ。
「蛇、爬虫類やから鶏肉みたいな味でね」
「それで、ですか」
「そう、それにね」
さらに言うのだった。
「大きいから小骨とかもなくて」
「小骨やなくて大骨になりますね」
「そう、ほんまに結構いけるから」
「アナコンダのシェラスコもですね」
「よかったら食べてね」
「それでは」
チェチーリアは笑顔で頷いた、そして実際に牛肉の後はアナコンダを食べた。七人はそれぞれ食べるが。
その中でだ、イザベルはピクルスを食べつつこんなことを言った。
「これからのことですが」
「あたい達のことね」
「各国を受け持って」
「連邦制みたいにいくわよ」
「そうですね、そして拠点は」
「サンパウロね」
この街だとだ、アレンカールは巨大な鰐肉を食べつつ答えた。
「あちらね」
「そうなりますか」
「ええ、それでね」
アレンカールはさらに話した。
「あちらに皆集まってね」
「お仕事もしますね」
「何時でも一瞬で来られる様に」
「術を用いて」
「場所は覚えておいてね」
サンパウロのそちらをというのだ。
「ええわね」
「わかりました」
イザベルはそれならと答えた。
「そうします」
「宜しくね、そしてね」
「そして?」
「一気に領土が拡大したからね」
アレンカールはそれでと話した。
「暫くは内政よ」
「そちらに専念しますか」
「ええ、攻めないわ」
「他の国を」
「そうするわ、ただコロンビアのニキータちゃんに声をかけて」
そうしてというのだ。
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