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夢幻水滸伝

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第三百七十五話 マチュピチュ会談その二

「ドラゴンでもよ」
「せえへんです」
「そやからね」
「街も村も人が多くなる様にしますね」
「正直森の中の院じゃとか漁師さんとかね」
 アレンカールは苦い顔でこうした者達の話をした。
「何時どうなるか」
「わかったものやないですね」
「自然の中で一人で暮らすなんて」
「お家の中でもですね」
「この世界やとね」
 どうにもという口調で話した。
「まさにね」
「自殺行為ですね」
「そうよ」
 こう言うのだった。
「そやからね」
「避けるべきですね」
「死にたいならええわ」 
 獣やモンスターの餌食になってというのだ。
「それやとね、けれどね」
「そのつもりがないなら」
「もうね」
 それこそというのだ。
「止めることよ」
「何があってもね」
「そうですね」
「そしてね」
 さらに言うのだった。
「そうやない人はね」
「街や村で暮らすことですね」
「そうよ、それが一番よ」
「この世界では」
「ええ、そうしたことも政としてね」
「お混っていいますね」
「そう、そしてね」
 アレンカールは空の小さな浮島、只の岩と言ってもそれも見て話した。
「獣やモンスターの害をよ」
「減らしていきますね」
「そうするわ」
 まさにというのだ。
「これからは」
「そうしますね」
「これまで以上にね」
 確かな口調で話した。
「そうするわ、ほなね」
「これからですね」
「たまに来る獣やモンスターを退けながらね」
 そうしつつというのだ。
「行くわよ」
「マチュピチュに」
「そうして皆とお話しましょう」 
 こう話してだった。
「あの場所でね」
「どうもあの頂上で」
 アマードは会談が開かれる詳しい場所について話した。
「屋外で、です」
「お話することになるわね」
「はい」 
 そうだというのだ。
「どうやら」
「そうよね」
「屋外の会談というのも」
「あまりないわね」
「左様ですね」
「ええ、けれどね」
 アレンカールは笑って応えた。
「それもまたね」
「ええですね」
「そう思うわ」
 アマードに笑ったまま答えた。
「ほんまにね」
「左様ですね」
「そしてね」
 アレンカールはさらに話した。 
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