夢幻水滸伝
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第三百七十四話 周辺国家達その八
「最善よ」
「戦略における」
「戦うとね」
「どうしてもですね」
「軍は損害が出て」
そうなりというのだ。
「お金もね」
「かかりますね」
「相当に国力を使うものよ」
アレンカールは雲った顔で答えた。
「戦はね」
「賊やモンスターの征伐でもですね」
「ええ、やっぱり損害が出るし」
どうしてもという口調で話した。
「動かすとね」
「何かとお金がかかりますね」
「そうなるものだから」
それ故にというのだ。
「ほんまにね」
「戦はするものやないですね」
「百戦百勝はええどころか」
「下の下ですね」
「城を攻めるのは下計でね」
戦を行うことはというのだ。
「人を攻めるのが上計よ」
「策略を用いたりですね」
「国力、戦力を見せてね」
「戦わずしてというのがですね」
「最善でね」
そうであってというのだ。
「今回これで皆とやっていけるのなら」
「最善ですね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「ほんまにね」
「それでは」
「ええ、今回の会談絶対にね」
「成功させますね」
「そうするわ」
こう言うのだった。
「そしてね」
「そのうえで、ですね」
「外交をね」
それをというのだ。
「行うわ」
「そうしますね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのだ。
「六ヶ国になって」
「そのうえで、ですね」
「しっかりとやっていくわ」
「政もですね」
「勿論よ、ほなね」
「これよりですね」
「会談の準備が整ったら」
そうすればというのだ。
「そこからね」
「さらにですね」
「ことを進めて」
そうしてというのだ。
「南米の統一をね」
「目指しますね」
「六ヶ国になったら」
今のブラジルだけの勢力圏からというのだ、アレンカールはこの世界のブラジルの地図を脳裏に出しながらアマードに話した。
「次はね」
「それを目指しますね」
「そうするわ、それから会談の場所はね」
「何処かですね」
「ええ、実は六ヶ国の何処でもね」
アレンカールはアマードに考える顔で話した。
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