| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百七十四話 周辺国家達その四

「最善よ」
「そうですね、拳も床もです」
「遠慮したいわね」
「僕は暴力は嫌いで」
 アマードはそれでと話した。
「女の人は嫌いやないですが」
「同性愛でもないと普通はそうよね」
「それも三次元も」
「二次元はどうかしら」
「嫌いやないです」
 そちらもというのだ。
「実は」
「そうなのね、まああたいも好きな娘いるけどね」
「二次元でも」
「ええ、それでアマードちゃんも女の子はなのね」
「嫌いやないです」
「そうなのね」
「はい、そやけどです」
 それでもというのだった。
「国木田先輩の様に肉食過ぎますと」
「引くわね」
「かなり」
 実際にというのだ。
「そうなりまして」
「アマードちゃんはああした娘は苦手ね」
「式まではええですが」
「そこから即座に初夜に入るのはね」
「それも四十八手まで言われますと」
「あの娘それの全部の名前とどういったものか言えるのよ」
「そのこともです」
 アマードは実際に引きつつ述べた。
「僕はです」
「引いてよね」
「苦手です」
「流石にね、あれで男の子と手を握ったこともないのよ」
「経験は、ですね」
 実際のというのだ。
「あらへんですね」
「そうなのよ」
「それもです」
「引くわね」
「全く経験がなくて、ですから」
「四十八手やからね」
「どうも。ただお相手はですね」
 その人はというと。
「お一人ですね」
「旦那さんだけよ」
「そう公言されていますね」
「物凄く真面目な娘やからね」
「浮気なぞはですね」
「せえへんからよ」
 だからだというのだ。
「そうしたことはね」
「絶対にされへんですね」
「そうなのよ」
「そうですね」
「ええ、けれどほんまにね」
「話し合いやなくて床というのは」
「あたいも困惑するわ」
 こう言うのだった。
「ほんまにね」
「左様ですね」
「それで話し合いで済むなら」
「ええですね」
「そう、ではね」
「これからですね」
「話し合いの準備をして」
 そうしてというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧