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夢幻水滸伝

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第三百七十四話 周辺国家達その二

「勢力を拡大していくわよ」
「それでは」
「そうね」
「それではどの国から掌握していくか」
「考えていくわよ」
「これより」
 アマードも応えた、そうしてだった。
 二人で綿密に話をした、そのうえでアレンカールは言った。
「まずはボリビア、パラグアイ、ペルーかしらね」
「その三国ですね」
「ブラジルと国境を接していてね」
 そうであってとだ、アマードに話した。
「経済交流も盛んで三人共お話がわかってしかも好戦的やないし」
「イザベルさんは僧兵で戦う時は戦っても」
「基本平和主義ね、あの娘も」
「そう言ってええです」
「ほなね」
 これからはというのだ。
「まずはこの三国に声をかけるわ」
「そうしますか」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「南米北部の掌握をよ」
「さらに進めますね」
「そうしていきましょう」
「まずは三国ですね」
「ええ、そうしたらアルゼンチンにもペルーにも圧倒的有利になるし」
 国力においてというのだ。
「そしてひいてはメキシコともね」
「あの国ですね」
「中米最大の国家でしょ」
「この世界でも」
「ルルフォちゃんがいるね」
「あの国ともですね」
「対抗どころかね」
 それに収まらずというのだ。
「圧倒出来るから」
「そやからですね」
「まずはね」
「三国ですね」
「声をかけましょう」
「わかりました、では早速」
「あたいが三国を歴訪しようかしら」
 アレンカールはここで知恵を出した。
「それか五者会談の場を持って」
「そこで、ですね」
「一緒にやっていくことをね」
 一つの勢力としてというのだ。
「申し出ようかしら」
「そうされますか」
「どうかしら」
「五者会談というと僕もですね」
 アマードはアレンカールにそれならと問うた。
「そうですね」
「そうよ」
 アレンカールも否定しなかった。
「アマードちゃんも星の子やから」
「そやからですね」
「会談に参加して」
 そうしてというのだ。
「一緒にやってもらいたいの」
「そうですか、僕もですね
「ええ、それでどうかしら」
「わかりました」 
 アマードはそれならと答えた。 
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