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新オズのかかし

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第十二幕その五

「お会いする度にね」
「感激するわね」
「とても凄い人なのに謙虚でね」 
「優しくて穏やかで」
「お人柄も素晴らしいから」
 だからだというのです。
「本当にね」
「素敵な人ね」
「そのヘレンさんともお会いして」
 そうしてというのです。
「そのうえでね」
「パーティーを楽しむわね」
「是非ね」
 こう言うのでした、そしてです。
 皆でパーティーに参加する人達を一人ひとりお迎えして握手をします、会場に沢山の人達が入ってです。 
 オズマの挨拶から皆で楽しみはじめます、その中で。
 音楽が演奏され皆ダンスを楽しみますが。
「そうそう、私達が十代の頃はね」
「こうした楽器で演奏されていてね」
 メグとジョーが笑顔でお話しています。
「音楽もね」
「こうしたものだったのね」
「懐かしいわ」
「本当にね」
 ベスとエイミーもお話します。
「こうした音楽も」
「最近聴いていなかったから」
「ダンスだってね」
「あの頃はこうしたものだったわね」
「今とは違う」
「これはこれでいいわ」
 四姉妹でお話します、そしてです。
 皆で踊り音楽を聴きます、セドリックはここでセーラと会ってとても楽しそうな笑顔でお話していました。
「僕達って他人の気がしないね」
「そうよね」
 セーラも笑顔で頷きます。
「最初にお会いした時から思っていたけれど」
「イギリスにいただけじゃなくてね」
「それにね」
 さらにというのです。
「何か似たものがあるわね」
「僕達にはね」
「だから自然とね」
「親しみを感じてね」
「仲良くやっていけるわ」
「実の兄弟みたいに」
 そこまでというのです。
「仲がいいね」
「波長も合うしね」
「そうよね」
「さて、今日はどう楽しもうか」
 スクルージーさんはにこにことしています、そのうえでの言葉です。
「一体」
「それはもうその時のものでいいんじゃないか」 
 ロビンソンさんが応えました。
「ありのままでね」
「美味しいものを食べればそれを楽しみ」
「音楽もだよ」
「ありのまま楽しめばいい」
「そうじゃないかい?」
「確かに」
 スクルージーさんはロビンソンさんの言葉に頷きました。
「そうだね」
「うん、私もだよ」
「ありのままだね」
「いつも楽しんでいるよ」
「パーティーもだね」
「何でもね」
「それがいいんですよね」
 フライデーさんも言ってきました。 
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