夢幻水滸伝
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第三百七十三話 ブラジルからその九
「これからは」
「そうよ、そやからね」
だからだというのだ。
「話をして一緒にやっていければよしで」
「そうやないと」
「戦もね」
それえもというのだ。
「本気でよ」
「検討して」
「実際に行うこともね」
このこともというのだ。
「念頭に置いてね」
「やっていくことですね」
「そうよ、そして戦になれば」
アマードに先程より強い顔と声になって話した。
「全力でよ」
「戦いますね」
「そして降すわ」
そうするというのだ。
「絶対にね」
「左様ですね」
「戦うならね」
「そうされますね」
「正直言ってね」
「戦はですね」
「いつも言ってる通りよ」
「出来るなら避けますね」
「そうしていくわ」
「左様ですね」
「やっぱり戦はね」
これはというのだ。
「出来るだけせえへん」
「戦わずして目的を達成する」
「それが最善よ、けど戦うなら」
その時はというと。
「ほんまにね」
「全力で戦いますね」
「そうするわ」
「そうされますね」
「ええ、そやからこうしてね」
「訓練も行っていますね」
「そうよ、そしてね」
そのうえでというのだ。
「水軍もね」
「整えていますね」
「水軍もね」
この軍もというのだ。
「ブラジルは海岸線も広いし」
「南大西洋の守りもですね」
「海でも整えておきたいし」
そうであってというのだ。
「特にカリブ海がね」
「問題ですね」
「海賊が有名やけど」
この世界でもというのだ。
「星の子達もいるし北にはね」
「アメリカですね」
「そう、あの国も問題よ」
「そうですね、この世界ではメルヴィルさんとトウェインさんがですね」
アマードはアメリカの神星の二人を話に出した。
「どうか」
「そうよ、まああの二人は理性的でね」
「先輩ともお友達で」
「話も出来て通じるさかいね」
だからだというのだ。
「話をするけれど」
「備えは必要で」
「水軍もね」
「整えますね」
「ええ、軍艦もね」
こちらもというのだ。
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