夢幻水滸伝
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第三百七十三話 ブラジルからその七
「あたい達はね」
「南米を掌握しますか」
「丁度その南米に位置しているからね」
だからだというのだ。
「その中でも最大やし」
「そやからですね」
「ガイアナやスリナム、それにギアナの後は」
さらに話した。
「コロンビア、ボリビア、エクアドルをよ」
「掌握しますか」
「ペルーにボリビアもね」
こうした国々もというのだ。
「掌握してね」
「そのうえで」
「そう、南米の北部を統一するわ」
「そうしますか」
「そして南部よ、特にね」
アレンカールはここで南米の南部、その東西にある二国を見てそのうえでアマードに対して話した。
「アルゼンチンとチリね」
「この二国ですね」
「南米といえばよ」
「ABCですね」
「A,アルゼンチンとね」
「B、僕達のブラジルと」
「C、チリよ」
「この三国ですね」
「大国はね、この三国はアメリカもよ」
起きた世界での話をした。
「いつも手を焼いているわね」
「アメリカ大陸の盟主ですが」
「世界のリーダーであってね」
「そのアメリカもですね」
「あたい達の国ブラジルを含めてね」
「三国にはですね」
「中々従わないっていうことでね」
アメリカから見てだ。
「手を焼いているわ」
「そうですね」
「そしてお互いでもね」
「牽制し合っていますね」
「ええ、そしてこっちの世界でもね」
「二国は大国です」
「そやからね」
だからだというのだ。
「どうするかはね」
「後にしますね」
「そうしましょう、特にアルゼンチンは国力が高くて」
そうであってというのだ。
「国境も接しているからね」
「用心しますね」
「ええ、そやけど今はね」
「特にですね」
「仕掛けないわ、それでいきましょう」
「まずは北ですね」
「パナマ運河と太平洋まで進出するわよ」
こう言ってだった。
アレンカールは戦略を決定した、そしてアマードと共にだった。
詳しい戦略を練る、そこでコーヒーを飲んで言った。
「コーヒーは売っていくわ」
「アルゼンチンやチリにもですね」
「貿易はね」
これはというのだ。
「やっていくわ」
「警戒しつつもですね」
「それが儲かってね」
「国益になるので」
「そやからね」
「それは続けますね」
「そうするわ、そうして利益を得て」
そうしてというのだ。
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