八条学園騒動記
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第七百七十八話 大地主でもその十二
「韓国をそこまでね」
「強く意識していないわね」
「韓国が日本を意識しなくても」
「気にしないわね」
「他の国と仲良くしても」
そうしてもというのだ。
「別にね」
「意識しないわね」
「そうよ」
実際にというのだ。
「日本は」
「そこが違うのよ」
「韓国は」
「他の国とお付き合いしても」
外交や交流を行ってもというのだ。
「そのことを日本はどう見ているか」
「意識しているのね」
「だから日本と仲のいい国があったら」
「あっ、韓国も仲よくしようとするわね」
「そうするわね」
「お風呂すらね」
アンネットは髪の毛を洗いつつ話した。
「日本人が好きだから」
「皆入る様になったのね」
「それまではこれといって入らなかったのが」
「毎日入る様になったのね」
「それで定着したのよ」
韓国にというのだ。
「入浴文化って言われる位にね」
「さっきお話した通りに」
「そうなの、ただね」
「ただ?」
「本当に完全って言っていい位にね」
そこまでというのだ。
「韓国は日本の文化を入れるから」
「完全になのね」
「お料理だけはね」
「韓国料理よね」
「辛いけれど」
唐辛子と大蒜で味付けをしてというのだ。
「そうするけれど」
「他のことは」
「もうね」
それこそというのだ。
「お風呂だってね」
「こうした感じにするのね」
「露天風呂もね」
三人が先程まで入っていたそれもというのだ。
「やっぱりね」
「日本のものをなのね」
「忠実にね」
「再現してるのね」
「竹林だって」
「あっ、日本はね」
竹林と聞いてだ、彰子は答えた。
「このお店にはないけれど」
「置いてあるスーパー銭湯多いわね」
「そうなのよね」
「風情があるからよね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「置くけれど」
「お庭にもあるわね」
「公園にもね」
「そうよね」
「その竹林もなのね」
「忠実にね」
こう言っていいまでにというのだ。
「再現するのよ」
「そうなのね」
「だからね」
「そういうの見ても」
「嫌いならとことん忠実に真似しないから」
そうだというのだ。
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