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新オズのかかし

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第十一幕その一

                第十一幕  かかしの提案
 使節団の一行を乗せたヘリコプターはエメラルドの都の正門の前に着陸しました、そうして皆が出ますと。
 オズマがそこにいてです、皆を笑顔で迎えました。
「ご苦労様」
「ええ、無事に果たせていたかしら」
「いつも鏡で見ていたわ」
 王宮の中にあるそれでというのです。
「どうなるかってね」
「そうだったのね」
「何も問題がなくてね」
 ドロシーにそれでとお話します。
「本当にね」
「よかったのね」
「ええ、問題ないつまりね」
「皆が無事なら」
「それならね」 
 まさにというのです。
「最善よ」
「だからなのね」
「本当にね」
 まさにというのです。
「皆が笑顔で帰ってこられてよかったわ、ではね」
「それでは?」
「これからね」
 ドロシーにあらためて言いました。
「王宮に入って」
「お仕事を終えたお祝いね」
「それをね」
 まさにというのです。
「したいから」
「ええ、それじゃあね」
「王宮に戻って」
「そうさせてもらうわ」 
 ドロシーは一行を代表してでした。
 そのうえでオズマそれに他の皆と一緒に都に入ってそれから都の大通りを歩いてそうして王宮に入ってです。
 王宮の食堂でお祝いのパーティーとなりました、パーティーはティーパーティーで紅茶やコーヒーを出してです。
 様々なお菓子を出して楽しみます、その中で樵は皆が飲んで食べる中で笑顔でこんなことを言いました。
「大勢の素晴らしい人達に出会えたね」
「そうだったね」
 かかしも笑顔で応えました。
「本当に」
「うん、またね」
「お会いしたいね」
「どの人ともね」
「どの人も素敵な」
 そうしたというのです。
「素晴らしい人達だったからね」
「機会があればね」
「今すぐにでもね」
「機会は来るよね」
 ジャックは二人に尋ねました、この三人は今回も飲んで食べて楽しんでいる皆の笑顔を見て心の栄養にしています。
「きっと」
「うん、来るよ」
「必ずね」
 二人は即座に答えました。
「機会は必ず来るよ」
「僕達が望めばね」
「それを待ってもいいし」
「作ってもいいいよ」
 こう言うのでした。
「そうしてだよ」
「その機会が来ればね」
「またあの人達とお会いしよう」
「そして楽しい時間を過ごそう」
「そうしようね、是非ね」
 何といってもというのです。 
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