スーパー戦隊超決戦
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第三十九話 首里城にてその十三
「もうな」
「彼等も戦うけれど」
「侵略はしないからな」
「あくまでね」
戦隊の者達の戦う目的はというのだ。
「自分達や大切なものを守る為で」
「好戦的じゃないな」
「別に戦わなくとも」
メタルエーは言った。
「得られるものは得られますし」
「それも楽に安全にな」
膜インが応えた。
「だったらな」
「戦う必要はありません」
「そうだよな」
「次の決戦で、です」
メタルエーはさらに言った。
「もうです」
「あの連中とは戦わないでな」
「楽しく過ごしましょう」
「皆でな」
こうした話をしつつくつろいでいた、そして同じ頃クレオンは人間の姿でやはり人間の姿になっている部下の戦闘員達を連れて繁華街を歩いていたが。
立ち並ぶ店達を見つつだ、彼は戦闘員達に言った。
「何処に入ろうか」
「悩みますね」
「そして何を食べようか」
「どうにも」
「美味そうな店が多いからな」
大人の女の姿で言うのだった。
「だからな」
「それで、ですね」
「迷いますね」
「どのお店に入るか」
「そして何を食べようか」
「迷いますね」
「恐竜堂はもう行ったし」
この店はというのだ。
「そーきそばも食べた」
「足てびちもゴーヤチャンプルも」
「ミミガーもですね」
「沖縄のらっきょうも」
「ラフテーも」
「ステーキもスパム料理も食べたしな」
そうもしたというのだ。」
「だからな」
「それで、ですね」
「次は何を食べるか」
「迷いますね」
「どうも」
「そうだよな」
クレオンは女性の姿で男の仕草で述べた。
「これが」
「そんな時は考えることないだろ」
ゼットがぬっと出て来て言ってきた。
「食いたいものがあったらな」
「あっ、ゼットさんどうしてここに」
「ああ、ちょっと服を買いに来てたんだよ」
こうクレオンに答えた。
「ここまでな」
「そうだったんですか」
「グリッタ場に琉装を買おうと思ってな」
「沖縄の民族衣装ですね」
「内緒でな、それで一人で来てたんだけれどな」
「そこで、ですか」
「お前さん達に会ったんだよ」
こうクレオンに話した。
「そうだったんだよ」
「そうでしたか」
「それで言うけれどな」
ゼットは言葉を続けた。
「もうこれだって思ったらな」
「そのお店に入ればいいですか」
「それかな」
ゼットはさらに話した。
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