平成が終わる前に～♪ネオ！

呪術廻戦、連載打ち切り。

僕のヒーローアカデミア、連載打ち切り。

らいか・デイズ、連載打ち切り！

100万ドルの五稜星(みちしるべ)、150億突破！

名探偵コナン、連載継続！

江戸川コナンの心は限界を超えていた。 

大沢木小鉄
「江戸川コナン君」

山下まり
「『●●●●の●●●●』の興行収入100億越え」

かりあげ正太
「おめでとうございまぁーす！」

江戸川コナン
「……めでたくねぇよ……」

我妻善逸
「いやぁ！これで、劇場版名探偵コナンが興行収入100億の世界に旅立ったのは●作品目か。いやぁー、同じ東宝系として鼻が高いよ」

江戸川コナン
「……うるさいよ」

春巻龍
「うらやましいちょー！」

江戸川コナン
「やりたくてやった訳じゃねぇよ……と言うか！て言うか……なんでお前達が喫茶リコリコ内にいる？」

大沢木小鉄
「だってぇ」

山下まり
「私達が出演していた漫画が」

かりあげ正太
「連載打ち切りになったんだもん」

江戸川コナン
「うわあぁーーーーー！？」

毛利蘭
「どうしたの！？コナン君！？」

毛利小五郎
「何の騒ぎだ！？」

江戸川コナン
「ごめんなさい。ただの夢だったみたい」

毛利小五郎
「……そうなのか？」

毛利蘭
「本当に大丈夫？」

江戸川コナン
「うん。大丈夫。おやすみなさい」

毛利蘭
「……うん。おやすみなさい」

江戸川コナン
（そうだ！夢に決まっている！ラディカル・ホスピタルや浦安鉄筋家族、かりあげクンが、名探偵コナンより先に連載打ち切りになるなって……絶対にありえない！そうだ！らいか・デイズだって名探偵コナンより先に連載打ち切りになるなんて、絶対にないんだ！）

井ノ上たきな
「コナンさん、大丈夫ですか？」

江戸川コナン
「ん？何が？」

井ノ上たきな
「昨日うなされていたって、蘭さんが言っていましたよ」

江戸川コナン
「んもぉー。蘭姉ちゃんは心配性だなぁ」

両面宿儺
「その形で言われても説得力がねぇよ」

江戸川コナン
「くっ！」

我妻善逸
「今日は2025年度の劇場版名探偵コナンの正式名称が判るかもって日なのに、その主役が具合悪いって」

江戸川コナン
「うるせぇよ。この俺が下らねぇ夢を見たぐらいで騒ぐな」

ミカ
「だと良いがな」

春菜来華
「主人公が不在だと、作品が締まらないからな」

江戸川コナン
「！？……なんで貴様がここにいる？早くまんがホームとまんがタイムオリジナルに帰れ！」

春菜来華
「だから、らいか・デイズは既に連載打ち切りだって―――」

江戸川コナン
「そんな事は無い！名探偵コナンがまだ連載打ち切りになっていないのにらいか・デイズは既に連載打ち切りなんて、たとえ第三次世界大戦が起きようとも、絶対に起こりえないから！」

春菜来華
「だから、まんがホーム2024年9月号を最後に、らいか・デイズは連載打ち切りになったの」

江戸川コナン
「だから！―――」

クルミ
「何を揉めてんだ？」

錦木千束
「クルミぃー」

我妻善逸
「で、首尾は？」

クルミ
「ああ。2025年度の劇場版名探偵コナンの正式名称が解ったぞ」

春菜来華
「隻眼の残像(フラッシュバック)？」

江戸川コナン
「なんでお前がまだここにいる！？早くまんがホームに帰れ！」


春菜来華
「いや、だから―――」

我妻善逸
「そんな事より」

江戸川コナン
「そんな事よりじゃねぇだろ。こいつがなんでまんがホームに―――」

我妻善逸
「隻眼の残像(フラッシュバック)のメインヒロインは誰だ？」

クルミ
「それは―――」


錦木千束
「おっとストップ」

クルミ
「やはり止めるか？」

錦木千束
「止めるよ。映画館に往くのは、決して暇だからじゃない」

両面宿儺
「じゃあなんだ？」

錦木千束
「予告編のその先をこの目で確認する為だ」

我妻善逸
「……かっこいいじゃん」

錦木千束
「予告編だけでは終焉は見えない。だからこそ、人は映画館に往ったりDVDを買ったりするのだ」

春菜来華
「おぉー！確かにカッコイイ！」

江戸川コナン
「いい加減まんがホームに帰れ！」

錦木千束
「だからこそ。楽しみは最後までだよ」

井ノ上たきな
「ちさとが……イケメンになってる……」

錦木千束
「コナン君！もし予告編が魅力的なものだったら、必ず客は来る！信じて待て！」

江戸川コナン
「来なくて良い！」

錦木千束
「で、隻眼の残像(フラッシュバック)の予告編は？」

江戸川コナン
「隻眼の残像(フラッシュバック)の犯人は●●●●だよ」

錦木千束
「やめんか！」

中原ミズキ
「あ、いつものちさとに戻った」

クルミ
「必死だな。そんなに工藤新一に戻りたいのか？」

江戸川コナン
「絶対に工藤新一に戻ってやる……絶対に平成が終わる前に名探偵コナンを終わらせてやるぅーーーーー！」