スーパー戦隊超決戦
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第三十九話 首里城にてその十
「海も水着も好きだし声をかけられてもね」
「悪い気はしないな」
「静かでいたい時もあるからね」
「今がそうだな」
「そうした時はね」
「こうするな」
「ヨットに乗って」
そうしてというのだ。
「海でくつろぐのがね」
「いいな」
「うん、気持ちいいよ」
「俺もだ、ヨットもいいな」
シードンも同意して応えた。
「快適でだ」
「ゆっくり出来るね」
「全くだ、イルカもいる」
「自然もあるね」
「そうだな、ずっとこうしていたい位だな」
「うん、ただずっとはね」
ヨドンナはシードンに言った。
「無理だよ」
「訓練があるからな」
「お仕事だってね」
「そっちもあるな」
「だからね」
それ故にというのだ。
「ずっとはね」
「出来ないな」
「残念だけれどね」
「ずっとこうですと」
メタルエーも言って来た、皆人間の姿である。
「かえってです」
「飽きるよね」
「はい、働いてです」
「訓練もしてね」
「その合間にです」
「楽しんでこそだね」
「いいと思います」
「そうだね、それじゃあね」
「ずっとそうしたいと思いましても」
「ずっとじゃないからいいんだね」
「こうした楽しみは」
「何かな」
ドレイクも言って来た、見ればヨットの甲板で酒盛りをしている。ビールを飲んで新鮮な魚を食べている。
「仕事をしていないと困るな」
「不安になるな」
デレプタが応えた。
「そうなるな」
「ああ、仕事をしていないとな」
「あまりこうしてな」
「休みが長いとな」
「不安になるな」
「こうしていいのかってな」
「僕もだよ」
ヨドンナも言ってきた。
「遊んでばかりだと」
「不安になるな」
「うん、それが長くなるとね」
デレプタに話した。
「これでいいのか」
「大丈夫かってな」
「なるよ、そして働き過ぎたら」
その時はというと。
「疲れてね」
「休みたいとなるな」
ドレイクは缶ビールを手に笑って言った。
「そうなるな」
「そうだよね」
「そこは人間と同じか」
「ああ、人間はまさにそうだな」
シードンはヨドンナの言葉に頷いて言った。
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