| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百六十九話 環境と災害も見てその八

「そんなことはね」
「ないですか」
「全くね」
 そうだというのだ。
「だってあらゆる命は無限に成長するでしょ」
「レベルやステータスは際限なく」
「レベル一からね」
 そこからというのだ。
「レベルにして千以上にもよ」
「なれるので」
「そやからね」
 だからだというのだ。
「ほんまによ」
「我々もですか」
「同じよ、星の子はあくまで今の時点でレベルが高いだけで」
 それだけに過ぎずというのだ。
「誰だってね」
「無限に成長出来るので」
「努力次第でね」
「だからですか」
「違わないわ、それでね」
「私達と変わらないですか」
「星の子達もね、レベルが上がればステータスも特技も上がるし」
 そうもなるのでというのだ。
「ほんまにね」
「何もですね」
「変わらないから」
 だからだというのだ。
「偏見もないつもりよ」
「ではこれからも」
「力を貸して欲しいわ」
「わかりました」 
 アレンカールの言葉に彼の心を見てだ、市長は笑顔で頷いて答えた。
「それではです」
「これからもね」
「働かせて頂きます」
「宜しくね」
「はい、ではですね」
「ええ、まずはブラジリアに人を送って」
 使者をというのだ。
「そうしてね」
「アマード様に会談を申し出られますね」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「会談を行って」
「そこで、ですね」
「仲間になってくれればね」
 そうなるならというのだ。
「それでね」
「いいのですね」
「そうよ」
 こう市長に話した。
「そして彼の性格を考えると」
「非常に穏やかで真面目な方ですね」
「そうした子で野心もなくて」
 そうした性格でというのだ。
「へそ曲がりでもないからね」
「仲間になってくれますか」
「こちらがおかしなことを言わない限りはね」
「大丈夫ですか」
「そうやと思ってるわ、ただね」
「実際に会談しないとですね」
「どうなるかわからないわ」 
 市長に真面目な顔で話した。
「そこはね」
「そうですか」
「ええ、そやからね」
「アマード様がそうした方でもですね」
「決め付けて変なことを言わない様にして」
 そうしてというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧