ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第千四百五十八話 この人まで巻き添えに
第千四百五十八話 この人まで巻き添えに
「なあ、生徒会長は本気で真剣に選ばないと駄目だな」
「ああ、そのことについては同意するぜ」
フランスはうんざりした顔で仕事をしています。そうしながらイギリスの言葉に頷いています。
「次はまともな奴をだな」
「選ばないとな」
「あいつあれで女の子に結構人気あるらしいしな」
フランスはその生徒会長の話をします。
「顔があれだろ?それで背が高くて足も長いしな」
「外見だけかよ」
「ああ、ないのは頭だけだ」
「一番必要なのが決定的に欠けてるんだな」
「そういうことだ」
こううんざりとした顔で話すのでした。
「それでどうするんだ?この仕事」
「何で生徒会の仕事とは別にあいつの写真集の発行までしないといけないんだ?」
二人はこのことがどうしてもわかりません。何故か今の会長の仕事が自分達に回って来るのです。そしてそうした時には他の三人は何故かいつもいなくなります。
「太平洋の連中はあんなのを野放しにしてるのか?」
「確かついこの前まで日本のところに厄介になっていたな」
「甘やかされまくってたんだな」
そのものずばりです。
「同じ日本のところにいても台湾とは全然違うな」
「ああ、本当にな」
これは個性の問題でした。とにかくまたしても何故か韓国の仕事をする羽目なっている二人でした。
第千四百五十八話 完
2010・6・11
ページ上へ戻る