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新ヘタリア学園

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第三千六百七十六話  すぐにお金がなくなった

第三千六百七十六話  すぐにお金がなくなった
 リヒテンシュタインは江戸幕府の歴史を調べて日本に言いました。
「江戸の街は何かと災害に悩まされ」
「その度に復興していますね」
「そのお金は全部幕府が出していて」
「はい、幕府にとってはです」
「そのことも困ったことでしたね、どうもです」
 リヒテンシュタインはさらに言いました。
「幕府は常に財政難でしたね」
「二百六十四年のうち百五十年はそうでした」
「物凄いですね」
「元々年貢はあまり取っていませんでしたし」 
 幕府の天領ではです。
「そのうえで普請となると奮発して」
「働いてもらう人に大盤振る舞いですね」
「そうもしていてずっと財政システムが変わらなかったので」
 経済が発展してもです。
「それで、です」
「常に財政難だったのですね」
「それでずっとやっていまして」
「そこに災害もあったのですね」
「そしてさらにお金がなくなっていました」 
 それも江戸幕府の歴史だったのです、江戸を何度も襲う災害は財政の面でも厄介なことだったのです。


第三千六百七十六話   完


                   2024・10・2
 
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