けんぷファー 黒のケンプファー
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閑話『新たな波乱・・・?』
「えっと、これは、何というか、安心感から故の行動というか・・・あぅ///」
ますみに茶化され、あたふたするナツル・・・はは、可愛いな~
「でさぁ、服脱いじゃ『駄目(です)!』ですよねー」
ちくせぅ、このノリで脱ごうかと思ってたけど、やっぱ無理か・・・ハァ
「そう言えばあの罵声、すごかったですよ! よく思い付きますね」
「いや、そこ褒めるところ?・・・まぁ、言いたいこと言っただけだ」
あの腐れ野郎共、雑魚のくせに群がる・・・自信がねぇのに突っかかって来んじゃねえよ
「ほえ~格好良いですね~」
いやだから、格好良くないってば
「んじゃ、帰ろうか・・・え~ とかそんな顔しても帰ります」
こちとら夕飯の準備をせにゃいかんのだ。・・・何作ろ?
「そういや、このワンピースどうすりゃいいの?」
「それは詩楼さんが持っててください! 今回のお礼として」
いや、用途に困るんだが・・何に使えと?
「さて、用事も済んだ。着替える、誰が何と言おうと着替える」
制止の声を待たずに男子トイレに入り、ワンピースを脱ぎ制服を着る・・・幸い人がいなくて良かった
降ろしていた髪を結い、トイレから出る。
待っていたのか、出口でナツル達と合流し帰路に着いた
◇
「・・・///」
詩楼達が去った後、頬を染め詩楼達が去った方を見つめる少女が一人
沙倉楓である
楓も一人ではない。楓の隣には星鐵学院の生徒会長・・・三郷雫がいた
「雫ちゃん!!」
楓は何やら決意をした瞳で雫を見る
「なにかしら?」
「協力してほしい事があるの!」
初めは驚いた表情をした雫だがーー
「えぇ、もちろん良いわよ」
ニヤリ と不適な笑みをし、楓の依頼を受けた雫の姿があった
◇
「ッ!?」
今何か、嫌な予感が・・・
「ん? 詩楼どうしたの?」
「いや、何でもねぇ・・・」
この予感が外れてくれよ・・・
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