| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

おぢばにおかえり

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十二話 三人でのひのきしんその二十九

「お仕込みをね」
「していくことですね」
「あと彼犬と猫が好きだよ」
「そうですね」
 このことも言われて思い出しました。
「何でもお家に猫がいて」
「可愛がってるみたいだね」
「犬もいて」
 結構賑やかなお家みたいだとも思いました。
「そちらの子もですね」
「可愛がっているね」
「そうしたところは長所ですね」
「基本的に公平で親切で優しい子だよ」
「博愛主義なんでしょうか」
「基本はね」 
 嫌いな相手以外にはというのが新一君ですが。
「そうだね」
「博愛主義はいいことですね」
「困ってる人や生きものは放っておかないしね」
「そんないいところあるのに」
 それなのにです。
「嫌いだとああなるんですね」
「そこは本当に何とかしていかないとね」
「駄目ですね」
 つくづく思うことでした。
「私がお仕込みして」
「そう、千里ちゃんもね」
「あの子にですね」
「お仕込みをしてね」
 そうしてというのです。
「いいようぼくにしていくんだよ」
「そうします」
「しんは細くてもね」 
 ここでおみちのお話になりました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧