スーパー戦隊超決戦

「やはりです」
「それはわかっていますが」
「それでもですか」
「この状況では」
　どうしてもというのだ。
「そう考えてしまいます」
「そうですか」
「悲観的でしょうか」
「悲観するのはよくないがのう」
　有明の方の言葉は歯切れが悪かった、だがその言葉を止めることが自分でもどうにも出来ずさらに言うのだった。
「わらわもどうにもな」
「手が思い浮かびませんか」
「どうにもな」
　ナリアに答えた。
「わらわも」
「そうですか」
「何とかじゃ」
　有明の方はこうも言った。
「棚から牡丹餅でな」
「彼等のことを知ることが出来れば」
「よいがのう」
「そうですね、それは運ですが」
　ナリアはそれでもと話した。
「その運もです」
「必要じゃな」
「時として。そしてです」
「今はな」
「その運がです」
　まさにというのだ。
「必要な時ですね」
「そうじゃな」
「どうしたものかな」
　プリシャスも首を傾げさせるばかりだった。
「ここは」
「困ったことだ」
　ギルは項垂れて言った。
「この状況は」
「全くですね」
「どうにもな」
　こうした話をした、そしてだった。
　それぞれの組織の面々はダグデド達の情報を求めるがそれがどうにも手に入らず手に入れる方法も思いつかずだ。
　頭を抱えていた、だが数日後だった。
　鳥が彼等のところに来てだ、こう言ってきた。
「ダグデド達なら知ってるぜ」
「そうなのか？」
「ああ、よくな」
　ソノヤに答えた。
「よくな、それにな」
「それにか」
「誰かが情報送ってくれたぜ」
　そのこともあったというのだ。
「ちゃんとな」
「そうなのか」
「まあ偽情報化も知れないがな」　
　鳥はこうも言った。
「ひょっとしたらな」
「そうかも知れない、しかしな」
「検証してか」
「確かめよう」
「そうだ、奴等がちょっかいをかけていた星はわかっている」
　ここでギルはこう言った。
「キングーオージャー達の星はな」
「そこに情報があるか」
「そうだ、あの星に人をやりだ」　
　ソノヤにそうしてとw話した。
「情報を収集する」
「そうするか」
「そしてだ」
　ギルはさらに言った。