ヘタリア学園
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第千四百十話 最早話を聞く状態じゃない
第千四百十話 最早話を聞く状態じゃない
ロシアがどう思っているかは別としてです。日本もアメリカも中国も何がどうなろうと彼と台湾の関係を成立させようとはさせないつもりでした。
それで、です。今も台湾のお家の前で張り込んでいます。
それを見た韓国ですらです。引きながら台湾に対して言うのでした。
「日本達は何をしているんだぜ?」
「さあ。私も何でかわからないけれど」
「とりあえず何かやったら大人しくなるかも知れないんだぜ」
完国はこう言ってさりげなくキムチ壷を出そうとします。
「人間腹が一杯ならかなり落ち着くんだぜ」
「それ今あの三人の前に出したら命の保障はないけれど」
台湾はさりげなく怖い注意をします。
「それでもいいの?」
「止めておくんだぜ」
如何に蛮勇の韓国でもです。今回ばかりはよくわかりました。それだけ凄まじい殺気が三人から放たれているからです。韓国がわかる程にまでなのです。
「じゃあとりあえずは」
「放っておくべきよ。近付いたら本当に何されるかわからないわよ」
三人共既に武器に手をかけています。それぞれ銀色の眩く輝いてすらいます。
「だからね。今はね」
「そもそも何でああいう感じになってるんだぜ?三人共」
「さあ。何でかしら」
まだわからない台湾です。どうやら彼女はこうしたことに対しては今一つ鈍いところがあるようです。意外と言えば意外なことですが。
第千四百十話 完
2010・5・18
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