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おぢばにおかえり

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第八十二話 三人でのひのきしんその二十

「そうしたことは続けていってね」
「これからもね」
「そうしていきます」 
 私もそれならと応えました、そしてです。
 私は先輩達とお別れしてからもこのことを考えていました、それは詰所に帰ってからもでしたがその私にです。
 主任先生が私に言われました。
「千里ちゃん阿波野君の為に何かといさんでるね」
「あの子から来ますから」
 何かとです。
「妙に縁がありまして」
「それでだね」
「はい、妙にです」
 本当にです。
「高校でいきなり小さいって言われて」
「それで同じ奥華の子でね」
「それから毎日会って」 
 高校で、です。
「しかも仰木さんの布教所の信者さんの親戚の子で」
「仰木さんは有名だしね」
「奥華でそうですし」
 多分知らない人はいない位です。
「夏休みも会って」
「そうだよね」
「うちの教会にも来て」
「そこまで縁があってだね」
「おぢばはふしぎやしきで」
 そう言われています。
「人と人が親神様のお引き寄せで会って」
「そこから人生が変わっていくね」
「そうしたところですが」
「千里ちゃんもだね」
「どう変わるのか」
 それがです。
「わからないです」
「皆わかってるよ」
 主任先生は私ににこりと笑って言われました。
「詰所の人達はね」
「皆さんですか」
「大教会でも有名だよ」
「大教会単位ですか」
「このことはね」
 こう言われるのでした。 
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