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仮面ライダーギーツ 運命の瞬間

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第二十三章

 共に戦うバイスと隣同士になりだ、それで話した。
「敵の数は多いけれどな」
「ああ、皆がいてな」
「デザイアグランプリの参加者もいるからな」
「勝てるな」
「ああ、それにな」
 この言葉と共にだった、リバイは。
 自分達の前を見た、そうして言った。
「来たな」
「遅れたか」
「もうはじまってるよ」
 リバイは悠然と戦場に来た浮世に笑った声で応えた。
「遅いって言えば遅いな」
「そうか、済まない」
「けれどはじまったばかりだしな」
 リバイは浮世にこうも言った。
「だからな」
「悪くはないか」
「これから一緒に戦ってくれるんだよな」
「その為に来た」 
 浮世は不敵な笑みを浮かべて答えた。
「俺達もな」
「俺達もか」
「俺も一緒だよ」
「僕も」
 見ればジーンとキューンも一緒だ、三人でそこにいた。
「三人共ライダーに変身出来るから」
「戦力として大丈夫だよ」
「そうか、宜しく頼むな」
「じゃあ一緒にジャマトに勝とうな」
 バイスも浮世達に声をかけた。
「これから一緒に戦ってな」
「ああ、やるぞ」
「宜しくな」
「あんた何処かで会ったよな」
 桜井は浮世を見て思い出したかの様に言ってきた。
「ええと、一体」
「詳しい話は後だ、まずはこいつ等だ」
「そうだな、あんたも変身出来るんだな」
「仮面ライダーにな、では今から戦う」
 浮世は毅然とした顔で述べた。
「まずはこの戦いに勝つぞ」
「話はそれからだな」
「そうだ、やるぞ」 
 浮世、そしてジーンとキューンもだった。
 ベルトを出してだ、装着してから叫んだ。
「変身!」
「よし、これで戦力は万全だ」
 仮面ライダージュウガは三人が仮面ライダーに変身したのを見届けて言った。
「これだけライダーがいればな」
「戦えますか」
「僕達も」
「充分にな」
 デモンズとオーバーデモンズに答えた。
「だからな」
「安心してですね」
「戦うことですね」
「後は油断しないことだ」
 ジュウガは冷静に話した。
「いいな」
「わかりました」
「そうして戦います」
「さくら、いいわね」
 アギレラはジャンヌと背中合わせになった、そのうえで彼女に言った。
「数は多いけれどね」
「ええ、今の私達ならね」
「博士の言う通りよ」
 まさにというのだ。
「油断せずに戦えば」
「勝てるわね」
「必ずね」
「ここは一つにまとまってくれ」
 後方で全体の指揮を執る門田が言ってきた。 
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