金木犀の許嫁
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第二十五話 赤い自動車その五
「ですから巨人もです」
「マスコミが強い頃はですね」
「正義であり人気もあったのです」
「そうだったんですね」
「ですがマスコミの力が弱まり」
そうなってというのだ。
「インターネットの普及で」
「それが大きいですね」
「そうです、そしてです」
「マスコミが弱くなって」
「その嘘や悪事が暴かれ」
「叩かれてますね」
「今も続けているので」
今のことも話した。
「尚更ですね」
「反省しないんですね」
「残念ですが」
日本のマスコミはというのだ。
「戦後ずっとです」
「やりたい放題で」
「その体質がです」
それがというのだ。
「完全にです」
「身に着いたんですね」
「そうなってしまい」
そうしてというのだ。
「堕落してです」
「その堕落から抜けられないんですね」
「そうです」
「それで今もですか」
「同じことを繰り返しています」
「やりたい放題なんですね」
「兵器を嘘を報道します」
そうもするというのだ。
「本来マスコミはです」
「嘘を吐いてはいけないですね」
「真実を報道することがです」
それこそがというのだ。
「マスコミの仕事ですが」
「日本のマスコミはですね」
「自分達が嫌うニュースを報道せず」
「報道しない自由ですね」
真昼はこの言葉で応えた。
「言われていますね」
「そして事実を改竄した様な」
「偏向報道ですね」
「そして嘘すらです」
「平気で言いますね」
「そうしたことを続けていて」
そうであってというのだ。
「そのことが明らかになれば」
「誰も信じないですね」
「そうなって当然でして」
そうであってというのだ。
「そしてです」
「今も続けているので」
「尚更です」
それこそというのだ。
「信用されなくなり信用されなくなったら」
「観たり読まなくなりますね」
「詐欺師と同じですから」
そうした行為はというのだ。
「必然的にです」
「信用されなくなって」
「離れていきます」
「そうなりますね」
「それでマスメディアはです」
現在はというのだ。
「力を失う一方です」
「自業自得ですね」
「そうですね」
幸雄も否定しなかった。
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