仮面ライダーギーツ 運命の瞬間
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第九章
「そのうえで今度は姉ちゃんとな」
「一緒にか」
「来たいな」
「ならそうしたらいいよ」
「是非ね」
ジーンとキューンも言ってきた。
「いいものは皆で楽しむ」
「そうするものだしね」
「そうだよな、あんた達にもな」
桜井は二人に声を賭けられて彼等にも応えた。
「何かな」
「感じるものあるね」
「そうなんだね」
「何かな」
「俺はジーンっていうんだ」
「僕はキューンだよ」
二人で桜井に答えた。
「宜しくね」
「これからね」
「こっちこそな。じゃあ今は四人で」
「お風呂楽しもう」
「そうしよう」
「姉さん長風呂になる」
浮世はここで女湯の方に声をかけた。
「そっちも楽しんでくれ」
「わかりました」
ツムリも応えた。
「私も楽しませてもらいます」
「そういうことでな」
「お互いに楽しみましょう」
「そうしよう」
「あんたも姉さんいるか?いや」
桜井はここでまた自分から言った。
「本当の姉弟じゃないか?」
「そう思うか」
「ああ、何かな」
「そうだ」
浮世もその通りだと答えた。
「実はな」
「やっぱりそうか」
「そんな気がしたな」
「またな」
そうだったとだ、桜井は答えた。
「本当にな」
「それが知っていてだ」
そしてというのだ。
「覚えているということだ」
「そういうことだな」
「そうだ」
まさにというのだ。
「そういうことだ」
「そうなんだな」
「そしてだ」
浮世はさらに言った。
「俺とあんたはこれまでも長い付き合いだったが」
「これからもか?」
「そうなる、宜しく頼むな」
「ああ、何かよくわからないけれどな」
それでもだ、桜井は浮世に答えた。
「宜しくな」
「じゃあ今はな」
「風呂をな」
「楽しもう」
「それじゃあな」
二人で話した、そしてだった。
ジーンとキューンも入れて四人で男湯の風呂を楽しんだ、それから出ると女湯の方から風呂上がりのツムリが出て言ってきた。
「丁度良かったですね」
「そうだな
浮世も笑顔で応えた。
「お互いな」
「そうでしたね」
「いい湯だった」
「こちらもです」
「それならな」
浮世は笑顔であらためて言った。
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