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アンチへの対処

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第四章

「うわ、立派過ぎて」
「何て言えばいいかわからないわ」
「ただ聡明なだけじゃなくて」
「お人柄もよくてユーモアもおありで」
「まさに理想の君主」
「日本にこんな方がおられたなんてね」
 二人で感嘆して言うのだった。
「どれだけ有り難いか」
「人はこうあるべきよね」
「悪いお話が本当にないわ」
「敬愛せざるを得ないわ」
「その昭和帝のお言葉があるんや」 
 芸人はあらためてジャスティスカイザーの二人に言った。
「そやからモブモブ言うな」
「そうよね」
「人を何だと思ってるのよ」
 女子高生二人も言った。
「そんな態度だから嫌われるのよ」
「それも世界中からね」
「態度も悪いし口も悪い」
「言ったら逆ギレするし」
 このことも言うのだった。
「ゲスで卑怯でせこくて陰険で」
「しかも浮気公認して」
「童貞の癖にね」
「何ふざけたこと言ってんのよ」
「うっせえ!何度も言うが俺達は主役だぞ!」
「好き放題言ってるとお前等の家の前に犬のうんこ置くぞ!」
 言われて臆する二人ではなかった、反省もしない。
「それも出てきたら踏む場所にな!」
「これでもDVはしねえぞ!」
「性犯罪とか人種差別もしねえぞ!」
「巨人も応援しねえぞ!」
「いや、作者さんそういうのやったらほんま作中で容赦なく殺すさかい」
 芸人はこの法則を指摘した。
「流石にあかんやろ」
「だからしねえぞ!」
「人の境界は守ってるぞ!」
「作者の親戚みてえなっこともしねえぞ!」
「図々しくて人の家に今日行くって昼過ぎに言っていきなり来ないぞ!」
 二人はさらに言った。
「それで人の家で大飯喰わねえぞ!」
「お邪魔しますも言わないでふんぞり返って家に入らないぞ!」
「人の部屋に勝手に入って本漁らねえぞ!」
「風呂入って一泊して朝も大飯食って金貰って帰らねえぞ!」
「疲れてる人にコーヒー淹れてくれとか言わねえからな!」
「身体壊してる自分の叔父さんにちょっと言われて殴ってやろうとかも言わねえ!」
「お世話になってるとこの組織の仕組みを延々と悪く言わねえ!」
 こう言っていくのだった。
「こういうこともしねえぞ!」
「ちなみにこの親戚二〇二四年六月の段階でまだ生きてるんだよ!」
「某市で生活保護受けてな!」
「働かねえ奥さんに全く感謝しねえで逃げられてな!」
「地位も財産も技能も経歴もないのにこの世で一番偉いって思っててな!」
「俺達ちゃんと働いてるからな!」
 そもそもというのだ。
「そんな図々しい真似しねえ!」
「学生だが正義の味方も仕事だ!」
「ちゃんと給料分はたらいてるぞ!」
「人の家に入ったらお邪魔しますって言うぞ!」
「すぐ帰って飯も本も漁らねえ!」
「人に殴ってやろうかとか誰にも言わないぞ!」
 そうした最低な行為はしないというのだ。
「恩を感じたらちゃんとお礼言うしな!」
「悪口も言わねえ!」
「悪口言うのは敵だけだ!」
「お世話になってたら言うか!」
「そやからそこまでいったら作者が即刻作中でどうにかしてや」
 また芸人が話した。
「それでや」
「ああ、俺達もな」
「主役出来ねえな」
「そこまで最低なんは論外や」
 芸人は言い切った。 
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