「空娘」空を守るもの
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第18話 戦艦…大艦巨砲主義【艦娘視点】
前書き
撃墜表現が含まれています。ご注意ください
「南方海域に戦艦出没…と」
「そうですねぇ…」
「やるか?」
「ああ。当然だ。」
「そうですね。ここは仕留めておくべきでしょうか…」
「私も賛成です!」
「よし、出撃だな。!」
これが…私の悲劇になるとは思わなかった
いつも通りにやればいい…
そう思っていた。
【敵戦艦発見】
「先制攻撃です。ミサイル発射!」
ズッガァァァァン
「敵戦艦…10.9.8.7.6.5.4.3.…弾着、今」
「命中、敵艦なおも健全です!」
「側舷装甲を狙うのはきつい。
上部構造物を狙おう。」
「第2時攻撃、発射!」
ゴォオオオオ…
「10.9.8.7.……弾着、今!」
「敵艦、小破ですね…」
「…マジか?」
「はい。」
「…敵艦、レールガンなら効くかも。」
「なるほど?」
「ただ…レールガンの射程は20kmからだ。」
「では、これではどうでしょう。
F15以外の部隊が取り囲む。」
「その間にF15が攻撃する…という事だな?」
「はい。そうです」
「たしかに!それなら攻撃できるかもね。」
「では、作戦実行で。」
「レールガン電圧上昇…400…あと100…」
…緊張が全員の間に走る。
鳥肌が立って来たという感覚。
「470…よし、行けr」
ガァァン!
「両エンジン被弾…レールガン電圧500、打ちます」
「いけ、F15!」
「先輩…」
カァァァン
「敵戦艦…轟沈しました!」
オーっと言う感性が上がった。
「ごめんF22、F2…エンジンが…もう飛べない…
通信…も…ま…か…た」
電圧がもうない。
結局私はここで死ぬのか?
刺さるような痛みが私を襲う。
そして、海に叩きつけられる。
ここで死ぬのか…そう思った。
嗚呼…最後…
エンジンから光は消え、
通信はエラー、電力不足…
他機能も壊滅的。
F15は、ただ海を浮かびさまようことしか出来なかった…
「大丈夫なのです?」
なんだか声が聞こえる。
「艦娘かしら?」
うーん…
艦娘…いや…なわけ
「知らない娘だね。」
いや、艦娘か?
信用ならないけど
嗚呼…身体中が痛い…
「練習遠征の成果かな。」
成果…遠征…うーん
……………誰?
「まだ生きてるなのです!」
「誰か救援を…」
「oh!新しい船!?」
「ああ、頼むよ。」
「お任せデース!」
「知らない娘なのです!」
帰国子女?
カタコトだけどなぁ…
「……ください、起きてください」
なにか聞こえる…なんだか…
変な感じがする…
「起きてください!!」
「だ、誰ですか?」
「工作艦、明石と申します。」
明石…知らない人だ…
「名前は?」
「え、えっと…F15です…」
「F15さんですか…
率直に言わせてもらうと、とても酷い状態でした。」
「と言うと?」
「艤装の破壊、出血多量など…」
「なるほど…」
「まあまあ、疲れているでしょうから、今日はゆっくり休んでください」ギィィ
1999年…大分めくっていないカレンダーだ…
タウイタウイ泊地…か
【夜明け…】
「朝でーす!おはようございます」
「おはようございます…」
「こちら朝ごはんになります」
「ありがとうございます…」
もぐもぐ…
うん。美味しい。これまた美味しい味だ。
「F15だっけ?響だよ。」
「響ですか…わかりました」
「質問していいかい?」
「いいですよ…」
「君はどこから来たんだい?」
「沖縄…」
「沖縄!そんなとこから…
ベットの上にちょっと登るね」
「んん…」
「ここ…まだ痛むかい?」
「まあ…うん」
「そうか…」
「響…」
「なんだい?」
「優しいんだね…響は…」
「そうかい?」
「知らない人に話しかけるなんて…明石くらいだよ」
「私は…その…心配だった。」
「?」
「初めて君を見た時、可哀想だと思った。
ずっと心配だったんだ。」
「そうか…」
「君の身長って何センチ?」
「ん…161だけど…」
「へぇ?」
話がどんどん弾む。
響との会話は楽しい。
「こんにちは、初めて会うかな。タウイタウイ泊地提督だ。」
「こんにちは。」
「明石から治療の完了が告げられたぞ。」
「やっとですか…」
ドサッ
「ベットからおりるのも久しぶりですね…」
「ああ、良かったな。知らせに来ただけだから、戻るな。」
「あぁ…ありがとうございます」
鎮守府を回ってみる。
一通り回り終わったが…
凄いな…沖縄泊地と同じぐらいだ。
「F15なのです?」
「あーうん。そうだけど」
「電なのです!」
「よろしくね。短い間だろうけど」
「よろしくなのです!」
「うーん…これからどうするか」
後書き
日記?F15
未来とは、突き進んだものだけにある。
ページ上へ戻る