| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三千四百八十七話  飛ばないドラゴン

第三千四百八十七話  飛ばないドラゴン
 ドラゴン談義の中でスロージャマスタンはふと言いました。
「そういえばドラゴンって飛べますね」
「そうとも限りませんよ」 
 闇と魔法の領域の王国はすぐに答えました。
「飛ばないものもいます」
「そうなんですか」
「はい、例えばニーベルングの指輪です」
「ワーグナーさんの楽劇の」
「あのドラゴンは巨人が変身したものですが」
 純粋なドラゴンではありません。
「飛ばないですね」
「そういえばそうでしたね」
「そうです、飛ぶ種類もあれば」
「飛ばない種類もありますか」
「それが歳月を経るとです」
 即ち歳を取ると、です。
「成長しまして」
「飛べる様になりますか」
「そうした種類もいます」
「そうなんですね」
「そこはそれぞれです」 
 種類によるというのです、闇と魔法の領域の王国はドラゴンのそうしたこともしっかりとお話するのでした。


第三千四百八十七話   完


                 2024・6・20
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧