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新ヘタリア学園

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第三千四百十六話  日本にいるというけれど

第三千四百十六話  日本にいるというけれど
 イタリアはフランスに首を傾げさせつつお話しました。
「ローマだったかな、兄ちゃんと一緒にいる時に」
「見掛けたのかよ」
「一緒にレストランの外の席で食べていたら」
 その時にというのです。
「ふと通りにね」
「見掛けたんだな」
「ああ」
 そうだというのです。
「似てるなって思ったけれど」
「今思うとか」
「あの人だったんじゃないかな」
「そうなんだな」
「今は日本にいてとかね」
 イタリアもこの言葉を出しました。
「お話してたし」
「じゃあ間違いないか?」
「あの人かもね」
「その言葉間違いには思えないな」
 フランスは直感で感じ取りました。
「やっぱりな」
「あの人まだおられるね」
 この世界にです、イタリアもこのことを確信しました。もっと言えば前からある程度にしろ確信していました。


第三千四百十六話   完


                      2024・5・15
 
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