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夢幻水滸伝

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第三百四十五話 ニューメキシコ州侵攻その二

「かなり有効ですね」
「そやな、敵は少ない戦力で複数の方向にあたらなあかん」
「そうなるので」
「かなり有効や」
「成功する確率は高いです」
「おいら達がミスを犯さん限りな」
 そうであるならというのだ。
「成功するわ」
「左様ですね」
「それでや」
 トウェインはさらに話した。
「おいら達は攻めるが対するオコナーはな」
「かなり堅固な防衛ラインを敷いています」 
 ミッチェルは自分達の前の鉄条網に塹壕それにトーチカを見た、見るからに堅固で突破は難しそうである。
「下手に攻めますと」
「突破出来んな」
 ホイットマンも自分達の前を見た、ミッチェルが今見ているものと場所は違うがほぼ同じ光景である。
「簡単にはな」
「攻められないですね」
「ですから航空隊にも来てもらい」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「砲撃も行い」
「そうして攻めますね」
「それも総攻撃や」
 こうミッチェルに話した。
「それで攻めるで」
「わかりました、それでですね」
「当然おいらも攻めるしな」
 攻撃に参加するというのだ。
「自分もな」
「はい、ご主人様をお助けします」
「宜しく頼むで」
「それでは」
「そしてな」
 さらにだ、ホイットマンは話した。
「それぞれの方向から攻めてな」
「ニューメキシコ州を掌握しますね」
「そや、ただオコナーやけどな」
 ニューメキシコ州を守る彼のことも話した。
「あいつは今は州全体の指揮にあたってな」
「後方にいますね」
「そやけどな」
「何時でも前線に出られますね」
「そやからな」
「警戒はしますね」
「そや、自分のところに来てもな」
 オコナー、彼がというのだ。
「頼むで、勿論おいらのところに来てもな」
「戦われますね」
「そうするわ」
 こう言うのだった。
「その時はな」
「ではお互いに」
「ああ、それでわいはリオグランデ川西岸を掌握するが」
 それと共にというのだ。
「自分はな」
「東岸ですね」
「ニューメキシコ州はあの川で二つの地域に分かれてるけどな」
「それぞれですね」
「攻めていくで、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「州全体をな」
「掌握しますね」
「二十万の軍勢でな」
「それぞれ十万を率いていますが」
「そうしよな、それでオコナーは今はサンタフェにおるが」 
 彼の現在の居場所のことも話した。
「あの街は堅固やさかいな」
「そやからですね」
「あまりな」
「最初から攻めへんことですね」
「州の他の街をや」
「攻めていきますね」
「そうしてくで」
 貝殻の向こうのミッチェルに話した。
「それぞれな」
「これより」
 ミッチェルも頷いた、そしてだった。 
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