新ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三千三百六十一話 伊達に欧州一じゃない
第三千三百六十一話 伊達に欧州一じゃない
モルドバはリヒテンシュタインに尋ねました。
「管区を産業にするにはどうすればいいのだ?」
「そこからですか!?」
リヒテンシュタインはその質問に仰天しました。
「あの、それはです」
「それは?」
「観光名所がありまして」
まずはです。
「そこに行く運賃があって」
「移動にもお金がかかるのは知ってるぞ」
「そしてそこにお店を沢山置きます」
「そうか、そのお店で飲んで食べて買ってもらうんだな」
「例えばです」
ここでリヒテンシュタインが出した例えは。
「イタリアさんのローマですね」
「遺跡が一杯あるな」
「その遺跡に来てもらいまして」
「周りのお店にお金を落としてもらうんだな」
「遺跡に入る入場料もあります」
「そうして観光は産業になるんだな」
「左様です」
こうお話するのでした、どうもモルドバは欧州一貧しい国と言われる為か観光の産業化がまだわかっていないみたいです。
第三千三百六十一話 完
2024・4・18
ページ上へ戻る