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オズのヘンリーおじさん

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第十二幕その七

「そうでね」
「それでよね」
「さらにね」 
 言葉を続けるのでした。
「上があって」
「他のことだってね」
「どんどんよくなって」
「限りがないけれど」
 それでもというのです。
「今の私はね」
「最高の気持ちね」
「そうなの」
 まさにというのです。
「嬉しくて仕方ないわ」
「それは何よりね」
「本当にね」
「いや、わしだって最高に幸せだよ」 
 おじさんは河豚の握り寿司を食べつつ言ってきました。
「何と言ってもね」
「そうなの、おじさんも」
「美味しいものを皆と特にエマとドロシーと食べられて」 
 そうしてというのです。
「ドロシーがそう思ってくれてね」
「嬉しいのね」
「そうだよ」
 こう言うのでした。
「凄くね」
「おじさんもなのね」
「当たり前だよ、皆が特に」
「おばさんとなのね」
「ドロシーがそう思ってくれるなら」
 それならというのです。
「どれだけ嬉しいか」
「それで幸せか」
「全く以てだよ」
 それこそというのです。
「嬉しいか」
「そうなのね」
「私だって同じよ」
 おばさんは鰻を食べつつ言いました。
「皆が。そして」
「特におじさんと」
「ドロシーがそう思ってくれるならね」
 最高に幸せと、です。
「こんなに嬉しくてね」
「幸せなことはないのね」
「そうよ」
 実際にというのです。
「私もね」
「そうなのね」
「皆がお互いにそう思っていたら」
 オズマはハマチを食べて言いました。
「いいわね」
「最高よね」
「そうよね」
「ええ、自分だけが嬉しく思って」
「幸せになるんじゃなくてね」
「皆がそうなって」
 そしてとです、ドロシーは鮪を食べながら言いました。
「特にその時一番そうなって欲しい人がそうなってくれたら」
「最高にね」
「嬉しいわね」
「そうよね」
「本当にね」
 こうお話するのでした。
「何と言っても」
「全く以てね」
「それに」
 さらに言うドロシーでした。
「皆が皆をね」
「お互いにそう思い合えるならね」
「こんないいことはないわよね」
「こうした状況であることもね」
「幸せよね」
「全く以てね」
 オズマも言います。 
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