夢幻水滸伝
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第三百四十三話 ミシシッピー川掌握その四
「オクラホマをや」
「アーカンソー州から攻める」
「十万送ってな、そして残る五十万でや」
それだけの数で以てというのだ。
「南下を続けてな」
「ルイジアナ州ですね」
「ニューオーリンズのあるな」
先程掌握したというのだ。
「あの州をや」
「攻めますか」
「そうするわ、ニューメキシコはな」
「二十万の兵が今進撃していますね」
「ホイットマンとミッチェルに任せるわ」
そうするというのだ。
「その兵でな」
「二十万で」
「そうしてもらうわ」
「そちらはですね」
「実はもっと軍を送りたいが」
ホイットマンとミッチェルの方にもというのだ。
「ちょっとそれはな」
「出来へんですね」
「地理的な関係でな」
「オクラホマ州は私達から送れますが」
「アーカンソーを掌握したらな」
「しかしニューメキシコ州は西です」
アーカンソー州から見てだ、オクラホマ州を挟んで。
「おやから無理ですね」
「こっちは東でな」
「そやから送ることは無理ですね」
「ああ、しかしフォローはするわ」
「それは忘れへんですね」
「ちゃんと補給はしてな」
そうしてというのだ。
「攻めてもらってるしな」
「これからもですね」
「そうして攻めてもらうわ」
「そうしていきますね」
「ニューメキシコの敵軍は十万や」
トウェインは敵軍のことも話した。
「オコナーが司令官でな」
「そのうえで守っていますね」
「それで装備や兵器の質はな」
そちらの話もしたのだった。
「一次大戦位や」
「私達の世界で言うと」
「そや、こっちは二十万でな」
「ホイットマンさんとミッチェル君が攻める」
「そして装備や兵器や二次大戦レベルや」
「こちらがかなり有利と言えますね」
「補給や整備の環境もええしな」
こちらもというのだ。
「鉄道もトラックも多くて道もや」
「整備されてますね」
「そやからな」
「こっちが有利ですね」
「航空機も多いしな、特に」
トウェインは笑顔になってだ、ミニーに明るく話した。
「輸送機とジープが充実してる」
「そのことが大きいですね」
「装備や兵器の質がええことも有り難いが」
それだけでなくというのだ。
「この二つが充実してるとな」
「ちゃいますね」
「輸送機で必要なもんを大量かつ迅速に輸送出来て」
そうしてというのだ。
「ジープはな」
「ちょっとした移動や輸送に使えますね」
「そしてパトロールにも偵察にもな」
そうしたことにもというのだ。
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