オズのヘンリーおじさん
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第十幕その三
「お吸いものもね」
「出してくれるのね」
「そうよ、そちらは浅利よ」
「貝なのね」
「何がいいかしらって考えたけれど」
「浅利にしたのね」
「そうよ、それじゃあね」
さらに言うドロシーでした。
「これからね」
「皆で食べるのね」
「そうしましょう」
こうお話してでした。
ドロシーはテーブルかけから海鮮丼と浅利のお吸いものを出しました、皆いただきますをしてから食べますが。
おじさんもおばさんもです、食べた瞬間に言いました。
「海鮮丼も美味しいな」
「凄くね」
おばさんも言います。
「驚く位ね」
「全くだな」
「こちらもね」
「嘘みたいに美味しいな」
「ええ、烏賊も蟹もだけれど」
烏賊は塩辛で蟹は茹でて殻から出したものです。
「海胆とイクラもね」
「凄く美味しいな」
「そうよね」
「浅利も美味しいし」
「夜も最高ね」
「素敵な景色も楽しめてな」
こうお話するのでした。
「本当にな」
「何もかもが素晴らしいわね」
「全くだ」
「そうなのよ、こうした丼にして魚介類を食べてもね」
ドロシーも笑顔でお話します。
「この通りね」
「美味しいんだな」
「そうなのね」
「これがね」
「こうしてお醤油をたらしてもです」
恵梨香は丼にそうしてお二人にお話しました。
「凄く美味しいですよ」
「生魚に合いますから」
ナターシャはもうかけて食べています。
「やってみて下さい」
「本当に美味しいですから」
ジョージも言います。
「お醤油もたらしますと」
「そのまま食べてもいいですが」
それでも言うカルロスでした。
「お醤油もいいですよ」
「やってみて下さい」
神宝も是非にと言います。
「本当に」
「それじゃあな」
「やってみるわね」
お二人は恵梨香達五人のアドバイスを受けてでした。
実際にそうして食べてみます、するとでした。
「ああ、確かにな」
「これもいいわね」
「凄く美味しいよ」
「お醤油をかけると尚更ね」
「私実は色々な食べものにお醤油を使うんです」
恵梨香はお二人にお話しました。
「それでなんです」
「今もだね」
「お醤油をかけたのね」
「そうなんです。お魚だけでなくお肉にもです」
「お醤油をかけるのか」
「貴女はそうなのね」
「恵梨香はお醤油とお味噌が好きなのよね」
ドロシーも言ってきました。
「調味料は」
「はい、どちらも好きで」
恵梨香はドロシーにも答えました。
ページ上へ戻る