オズのヘンリーおじさん
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第七幕その三
「はじめて見るが」
「美味しそうね」
おばさんも見て言います。
「これはまた」
「そうだな、亀もこうしてな」
「食べるのね」
「そうなの、じゃあ今からね」
ドロシーは二人に笑顔で応えました。
「食べましょう、他のお料理もね」
「鮎や鯉も美味しいよ」
トトはお魚のお話もしました。
「蛙はカンサスにいた時も食べたけれどね」
「ウシガエルをな」
おじさんはそちらをと答えました。
「たまに食べたな」
「そうだったね。それで今はね」
「唐揚げか」
「それにして食べるんだ」
「そうなんだな」
「同じウシガエルだけれど」
食べる蛙の種類はです。
「ここでは唐揚げにしてね」
「食べるんだな」
「そしてね」
トトはさらに言いました。
「ほかのお料理もいいよ」
「鮎か、このお魚が」
おじさんは長方形のお皿の上のお魚を見て言いました。
「はじめて食べるが」
「これが凄くね」
「美味しいんだな」
「そうなんだ、鯉もね」
「食べるか」
「今からね」
「他には岩魚も食べられるのよ」
ドロシーは笑顔でお話しました。
「この湖ではね」
「岩魚も食べられるか」
「そうなの、今回は出していないけれど」
それでもというのです。
「岩魚もね」
「食べられてか」
「美味しいから」
それでというのです。
「よかったらね」
「食べるか」
「また次の機会にね」
「それではな」
「あとね」
さらにお話するドロシーでした。
「川海老も食べられるのよ」
「川海老ですか」
恵梨香はそう聞いて以外そうに言いました。
「食べられるんですか」
「そうよ、日本では食べないわね」
「海老はよく食べますが」
「海の海老よね」
「はい、ですが」
それでもというのです。
「川海老は馴染みがなくて」
「食べないわね」
「はい」
どうにもというのです。
「日本では」
「そうよね、けれどね」
「オズの国では食べるんですね」
「他の国でもね」
「そうですか、覚えておきます」
「そうしてね、じゃあ食べましょう」
こうお話してです。
皆で川の幸それに山菜や茸も食べます、お鍋の中にも葱や白菜、お豆腐に椎茸といったものもあります。
そういったものをお箸に取って食べますと。
「おお、これは」
「物凄く美味しいわ」
おじさんもおばさんも目をキラキラとさせて言いました。
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