スーパー戦隊超決戦

「こうしてみると多いな」
「そうだね、しかし油断は出来ない」
　ショウ＝ロンポーは夜野にこう返した。
「敵も多いのだからね」
「色々な組織が手を組んでな」
「ジャークマターもそうだろうしね」
「そうだな、しかし本当にわからないな」
　夜野は腕を組んでこうも言った。
「何で奴等は復活しているんだ」
「それは調査中だ、しかしだ」
　朝加が応えて言ってきた。
「一つ気になることがなる」
「何だ、それは」
「奴等はドクターマンという科学者を探している」
「ドクターマン？あいつは死んだ筈だ」
　バドはその名前を聞いていぶかしむ顔で述べた。
「確か」
「それが生きていたらしい」
「そうだったのか」
「そしてだ」
　朝加はドクターマンについてさらに話した。
「その彼を探しているらしい」
「そうなのか」
「ドクターマンっていうと新帝国ギアの首領だったな」
　こう言ったのは押切だった。
「あの組織は崩壊したが」
「それであいつ一人になったけれど」
　明神が応えて話した。
「けれどね」
「あいつは生きていてか」
「そしてね」
　そのうえでというのだ。
「今色々な組織が手を組んで探しているのよ」
「ドクターマンは多くの組織の中でも屈指の頭脳の持ち主だったな」　
　このことはショウ＝ロンポーが話した。
「組織は何らかの理由でそのことを知って彼の頭脳を用いたいのだろうか」
「そうだとするとまずいな」
　ハイドはその話を聞いて眉を顰めさせた。
「あれだけの戦力に頭脳となるとな」
「そうだな、それならだ」
　マーベラスはハイドの話を受けて言った。
「俺達が先にだ」
「ドクターマンを見付けてだな」
「倒すか捕まえるなりしてだ」　
　こうハイドに話した。
「奴等に協力しない様にしよう」
「そうだな、じゃあ俺達もドクターマンを探すか」
　レオは腕を組んで考える顔になって述べた。
「ここはな」
「それがいいな」
　コウはレオの言葉に賛成した。
「ならすぐにここにいる全員でドクターマンを探そう」
「ああ、思い立ったらってやつだな」
「そうだ、すぐに動くぞ」
「それがいいね、それでドクターマンは何処にいるのかな」
　スパーダはそのことを尋ねた。
「一体」
「この星の何処かだとしますと」
　ファミーマは考える顔で述べた。
「大変ですね」
「いや、待ってくれ」
　ここでまたシャウが言ってきた。
「今丁度敵の動きが東京で見られたが」
「東京ですか」
「彼等の発言を聞いてくれ」
　こう言って仲間達にモニターを出して見せた、するとギルがわざわざ東京の街を歩きながら一緒にいるアザルドとメドゥに話していた。
「ドクターマンが日本にいるならな」
「ああ、こうしてな」
「日本中を虱潰しに探していけばいいな」
「そうすればだ」
　まさにというのだ。