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おぢばにおかえり

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第七十九話 残さないことその二十二

「自信ないですね」
「そうなの」
「はい、ですが」
 それでもというのです。
「やっぱり考えていきたいですね」
「何かとよね」
「それと共に」
 新一君は笑ってこうも言いました。
「アホにもです」
「ああ、おみちの考えであるわね」
「なりたいですね」
「そうも思ってるのね」
「奥華ってそれが上手な人多いですね」
「そうなのよね、熱くてね」
 おみちにです。
「それと共にね」
「アホにもなれますね」
「そうよ、そこがね」
「奥華の人達の凄いところですね」
「熱くて真面目で」
 そうしてです。
「それでざっくばらんでね」
「アホにもなれますね」
「そうした緩急がね」
「凄いですよね、皆さん」
「野球で言うと隅っこに色々な変化球を投げる」
 私はこう例えました。
「そんな人ばかりね」
「曲者揃いですか」
「バッターで言うと技巧派で」
 そうしてです。
「足もあって守備もいける」
「そんな人ばかりですね」
「それが奥華ね、ただエースやスラッガーもね」
 こう言っていい人達もです。
「おられるから」
「もうこれだって人達もですね」
「そうよ、前の大教会長さんなんか」
 この方はといいますと。
「エース中のエースと言っていい位の方よ」
「おみちでも有名な方ですね」
「りっぷくされると怖いけれど」
 こうした時のこともかなり多いです。 
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