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夢幻水滸伝

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第三百三十七話 気のいい戦士その十二

「やっぱりちゃいます」
「そうなのですね」
「スタインベック様しか扱えない武器ですが」
「威力が違いますか」
「そうなのですね」
「そうです、それやとです」
 さらに言うのだった。
「ここはです」
「さらにですね」
「その武器を用いて」
「そのうえで、ですね」
「戦の時は戦います」
 そうしていくというのだ。
「是非共」
「そうして賊やモンスターを退治していきますね」
「これからも」
「そうされますね」
「そうします」
 こう答えたのだった。
「戦の時は」
「お願いします」
「それではその様に」
「戦は全力で」
 倒した敵が残した金は兵士達が回収する、それは勢力の予算に入れたうえで軍事費として用いられるのだ。
「そうして倒す主義ですが」
「いつもそうですね」
「スタインベック様は戦は全力ですね」
「他のことについても」
「そうされていますね」
「スポーツもそうです」 
 彼が好きなアメリカンフットボールについても同じであることは言うまでもない、そのことも言うのだった。
「やっぱりです」
「全力で行うことですね」
「決して手を抜かない」
「そして油断しない」
「相手も侮らないことですね」
「そうです」
 まさにというのだ。
「大事なんは、さもないと負けます」
「そうですね」
「油断したり相手を侮れば」
「その時はです」
「遅れを取ります」
「そうなりますしスポーツマンシップに反します」
 このことも言うのだった。
「ほんまに」
「そうですね」
「それで、ですね」
「スタインベック様は常に全力ですね」
「戦も他のことも」
「そうです、ほな他のモンスターも倒して」
 今自分達がいる場所に出現している彼等をというのだ。
「その数を減らして」
「そしてですね」
「この地域の民に安全をもたらしますね」
「そうしていきますね」
「それも政ですさかい」 
 こう言ってだった。
 スタインベックは自ら部隊を率いてそのうえで多くのモンスター達を退治した、そこで仲間になりたいというモンスター達は迎え入れた。
 そうしたこともしつつだ、州の北東部を如何にすべきかという話になったが。
「あっちの街や村がこぞってですか」
「入りたいと申し出てきたのですか」
「そうです」 
 スタインベックは夕食を共にする店長と店員に話した、今食べているのはチーズフォンデュである。 
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