夢幻水滸伝
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第三百三十六話 アリゾナのカウボーイその七
「おいらは出てへん、ただ軍の装備はまだ悪い」
「鉄ですが」
「鉄の剣や槍ですが」
「銃はライフル銃で」
「それでもですか」
「出来たら鋼鉄のものにしたい」
こう言うのだった。
「そして銃も自動小銃にや」
「していきたいのですか」
「そうしたものに」
「今後は」
「そう考えてる」
実際にというのだ。
「ほんまな」
「装備もよくするのですか」
「今後は」
「軍のそれを」
「全体的にな」
こう言うのだった。
「そう考えてるわ」
「そうですか」
「ではですね」
「軍はその様にしていかれますね」
「今後は」
「そうしてくわ、あと産業はな」
こちらの話もした、他の星の者達と同じく彼もまた産業やインフラそれに教育のことに心を砕いているのだ。
「牧畜に農業といったもん以外もな」
「育てていきますか」
「それ以外も」
「そうお考えですか」
「工業もや、自動車にオートバイに」
それにというのだ。
「自転車もな」
「多く作っていきますか」
「これまで以上に」
「そうしていかれますか」
「これからはな」
こう言うのだった。
「勿論衣服とかもな」
「作っていきますか」
「そうもしていきますか」
「そうお考えですか」
「そや、色々なもんをこれまで以上にや」
「作ってですね」
「豊かにしていきますね」
「そうしていきますね」
「そうするわ、治安もよおして」
そしてというのだ。
「そのうえでな」
「産業もですね」
「発展させていき」
「平和で豊かにしていきますか」
「これからは」
「そうする、そしてな」
さらに言うのだった。
「出来ればな」
「出来れば?」
「出来ればといいますと」
「州の他の勢力を迅速にや」
腕を組み会議に参加している官吏達に話した。
「州の統一もな」
「迅速に、ですか」
「されたいですか」
「そちらも」
「そうも考えてるわ」
実際にというのだ。
「そうもな、今は治安をよおして」
「賊やモンスターを征伐し」
「そうしていってですね」
「今よりもよくしていき」
「そして産業を育てて」
そうもしてというのだ。
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