| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

スーパー戦隊超決戦

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二話 出会う戦士達その三

「やっぱりね」
「楽天的か」
「そうだよ」
 こうゴセイナイトに話した。
「実はね」
「そういえば深刻に悩む感じはな」
「あまりしないね」
「今一つ空回りしそうな者もいるが」
 これは門藤を見ての言葉だ。
「そうだな」
「基本明るいね」
 森も言ってきた。
「ジュウオウジャーの皆も」
「そうですよね」
「まさか君達が異世界から来た獣人とは思わなかったけれどね」
 森は風切にこうも言った。
「君と操君以外はね」
「いや、そこはですよ」
「私達も気を付けていまして」
「ばれない様にしていました」
「努力していました」
「それでだね。けれど獣人でもね」
 ジュウオウジャーの面々がというのだ。
「今思うとね」
「特に何もないですよね」
「うん、そうだよ」
 風切に笑顔で話した。
「完全にね」
「外見がどうでも」
「大切なのは心だよ」
 これが問題だというのだ。
「本当にね」
「それ次第ですね」
「そういえば人間でもどうかって人いるわね」
「そうよね」
 モネはエリの言葉に頷いた。
「人間の世界で暮らしていたら」
「そんな人も見るわね」
「本当にね」
「聞いた話だが」
 ラリーはこう前置きして話した。
「バスクという宇宙海賊は非道な奴だったらしいな」
「相当だった様だな」
 バドもその者についてラリーに応えた。
「己のことしか考えないでな」
「仲間すら平気で利用して使い捨てにする」
「まさに外道と言うしかなかったらしいが」
「変身出来たが人間の姿だった」
「そうだったな」
「そうした奴もいるんだな」
 レオはその話を聞いてしみじみとした口調で言った。
「世の中には」
「そうだ」
 ラリーはその通りだと答えた。
「そしてだ」
「そうした連中もいるってことを頭に入れてか」
「これからも生きていくことだ」
「この世界でか」
「そういうことだ」
「わかったよ」
「私もね」
 アムも言ってきた。
「そうした人間もいてね」
「人間に限らずな」
「いて」
「問題は心だ」
「心がどうかよね」
「そういうことだ」
「ジニスもそうだった」
 タスクは考える顔になって言った。
「思えば」
「そうね、あいつの身体がどうかじゃなくて」
 セラはタスクのその言葉に頷いた。
「心がね」
「どうかだった」
「ああした奴だったから問題であって」
「若し森さんみたいな性格だったら」
「何もなかったわね」
「その筈だよ」
「そうそう、それがわかったんだよ」
 森はジュウオウジャーの面々の言葉を聞いてまさにと返した、そしてこの場にいる面々に対して言うのだった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧