オズのヘンリーおじさん
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第二幕その六
「パスタにもあるでしょ」
「パスタならね」
キャプテンが笑顔で言ってきました。
「ペスカトーレに蟹とクリーム、そしてイカ墨とね」
「色々あるわね」
トロットが応えました。
「実際に」
「パスタでもね」
「そう考えたら」
「本当にね」
「色々あるわね」
「魚介類を使ったお料理は」
それはというのです。
「わしも好きだしね」
「キャプテンさん海で働いていたし」
「尚更だよ、干し魚も」
これもというのです。
「ビールのつまみにだよ」
「いいのね」
「これがまた」
トロットに笑顔でお話します。
「そうなのだよ」
「干したものも」
「燻製にしてもいいよ」
魚介類はというのです。
「そう考えたら何かと」
「楽しめるわね」
「そうだよ、だから」
それでというのです。
「魚介類もだよ
「いいわね」
「とてもね」
「そうよね、それじゃあ」
「うん、朝ご飯を食べたら」
その後はというのです。
「ヘンリーさんとエマさんのお家に行く準備をはじめよう」
「それじゃあね」
トロットも笑顔で頷きました、そして実際にです。
四人の王女をはじめとした一行は冒険の旅に出発する準備に入りました、魔法使いが留守を守ることになり。
「ではね」
「ええ、私達がいない間はお願いね」
「オズマ姫が心配しない様にするよ」
魔法使いはオズマに笑顔で答えました。
「オズの国全体の政治のことはね」
「宜しくね」
「それでかかし君と樵君が来たら」
「そして準備が整ったら」
冒険の旅へというのです。
「出発するわ」
「そうするね」
「ええ、楽しみよ」
オズマは笑顔で言ってでした。
そのうえで皆と一緒に冒険の旅に行く準備を進めました、そしてです。
次の日の午前中には皆の準備が整いお昼前にでした。
かかしと樵が都に来てです、一向に笑顔で言ってきました。
「お話は聞いてるよ」
「冒険に出ている間は任せてね」
こう言うのでした。
「魔法使いさん達と一緒に政治をやっていくよ」
「オズの国全体のそれをね」
「臆病ライオン君と腹ペコタイガー君もいてくれてるし」
「皆がいれば大丈夫だよ」
「そうそう、皆いるからね」
臆病ライオンは二人の言葉にその通りと頷きました。
「心配はいらないね」
「一人じゃ難しくても皆がいて力を合わせたら」
それならと言う腹ペコタイガーでした。
「何でも出来るからね」
「そうなのよね、皆が力を合わせたら」
ドロシーもその通りと答えました。
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