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オズのヘンリーおじさん

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第二幕その三

「これが」
「だから僕達も結構食べます」
 神宝もご飯にかけて食べています。
「外の世界でも」
「匂いに慣れたら」
 ナターシャはそのまま食べています。
「何でもないですね」
「お寿司のネタにもなってるわね」
 エリカが言ってきました。
「納豆って」
「納豆巻きね」
「お寿司の定番の一つだね」
「あのお寿司も美味しいんだよね」
「魚介類のものも食べて」
「納豆巻きもってなるのよね」
「それで私も好きでね」
 それでと言うエリカでした。
「お寿司食べる時はいつも食べるわ」
「私もよ、色々食べるけれど」
 ドロシーも応えて言います。
「その中でね」
「納豆巻きもよね」
「食べるわ、お寿司って魚介類だけじゃないから」
「胡瓜や沢庵も使うわね」
 ベッツイが応えました。
「ネタに」
「胡瓜だと河童巻きね」
「ええ、それで卵焼きも使うし」
「茹で卵や天麩羅だってね」
「ネタに使うし」
 それでというのです。
「いいのよね」
「美味しいわね」
「どれもね」
「お寿司は一つの世界だね」
 魔法使いも言いました。
「それでヘンリーさんとエマさんにもだね」
「食べてもらいたいわ」
 ドロシーは魔法使いに今はお味噌汁を飲みつつ答えました。
「魚介類もで」
「いいね、魚介類もね」
「美味しいから」
「お二人は今もだね」
「あまりね」 
 これといってというのです。
「食べないみたいなの」
「そうなんだね」
「基本カンサスにいた頃と変わってないから」
 その生活はというのです。
「食生活もね」
「質素なままなんだね」
「流石に現代化はしているけれど」
 それでもというのです。
「基本がね」
「それではね」
「魚介類もね」
「食べていないね」
「海草なんかどうでしょうか」
 恵梨香はこう言ってきました。
「何か消化出来る人少ないんですが」
「外の世界ではそうなの」
「はい、日本人は消化出来ても」
 海草をというのです。
「若布とか海苔とか」
「オズの国では皆消化出来るわよ」
 ドロシーは何でもないといった声で答えました。
「誰でも食べものならね」
「消化出来るんですね」
「牛乳だってね」
「日本人は逆に牛乳は」
「消化出来ないの」
「しにくいらしくて」
 そうした体質でというのです。 
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