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スーパー戦隊超決戦

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第一話 全てのはじまりその八

「だからな」
「ああ、二度としないさ」
「その様にな」
「それでだけれど」
 高尾は怪盗の話が一段落したと見て司会役として言った。
「お店を襲ったのはギャングラーでなくて」
「うん、俺達が戦っていた連中なんだ」
 アラタが答えた。
「死んだ筈だけれどね」
「そういえばギャングラーの残党も最近になって聞くな」
 東雲は自分の顎に手を当てて言った。
「これまで壊滅して跡形もなくなったと思ったら」
「気になるわね」
 明神も言ってきた。
「そのことも」
「誰かが復活させてます?」 
 陽川はまさかと思いつつ言った。
「ギャングラーも」
「そうね、アラタ君達が戦っていた連中と同じく」
「まさかデストラやゴーシュが」
「有り得るわね、それも」
「そうですね、これは」
「そういえばだ」
 ゴセイナイトはふと気付いた風に声をあげた。
「ギャングラーの首領だが」
「ドグラニオ=ヤーブンですか」
「あの者はどうなっている」 
 陽川に顔を向けて問うた。
「今は」
「刑務所に収監中です」
 陽川は正直に答えた。
「ギャングラー壊滅の時に身柄を確保しまして」
「逮捕してか」
「それからです」
「そうか、だがな」
「あいつのこともですか」
「そのギャングラーが再建されたならな」
 そうであるならというのだ。
「自分達のドン、首領を奪い返しに来るな」
「その可能性はありますね」
「そうだな」
「そうなると」
「すぐに彼の警護を厳重にすべきだね」
 高尾は即座に解決案を述べた。
「そしてギャングラーが来ても」
「それでもですね」
「うん、退けられる様にしよう」
 こう朝加に話した。
「そうしよう」
「そうですね、それがいいです」
「あいつ等ならやるな」
 夜野も言った。
「自分達のドンを奪い返しに来る」
「あの、それじゃあ」
 アラタは彼等の話を聞いて申し出た。
「よかったら俺達も」
「手伝ってくれるのか?」
「そうしていいかな」
「本来なら君達は民間人だ」
 朝加は腕を組み難しい顔で言った。
「本来なら断るが」
「けれど貴方達と戦った組織がこちらに来たからね」
 明神はこのことを指摘した。
「彼等が来るかも知れないし」
「それならだね」
「貴方達も来てくれるかしら」
「うん、それじゃあね」
「警護にはね」
「彼は今より厳重な場所に送ろう」
 高尾はドグラニオの身柄について話した。
「そうしてね」
「ギャングラーが来てもだね」
「そしてモンス=ドレイク達が来たとしても」 
 彼等が来ることも想定してアラタに話した。 
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