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オズのヘンリーおじさん

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第一章その三

「ではそのことを期待しながら」
「そうしてですね」
「今はですね」
「こうしてお茶を飲んでお菓子を食べて」
「それで楽しまれますね」
「そうされますね」
「そうするわ」 
 こう答えるのでした。
「今はね」
「そうしようね、それはそうとして」
 ここでトトがドロシーにこんなことを言いました。
「おじさんとおばさんオズの国は最高だって言ってるね」
「いつもね」
「嵐も旱魃も竜巻も大雨もなくて」
「いつも程よい環境で」
「害虫や害鳥や害獣もいなくて」
「のびのびと農業が出来るって」
「それでいつも沢山作物が採れるから」
 このこともあるからだというのです。
「働きがいがあるってね」
「いつも言ってるわね」
「いいことだよね」
「とてもね」
 その通りと言うドロシーでした。
「私もそう思うわ」
「そうだよね」
「憂いも心配もなく好きなことが出来たら」
 それならというのです。
「これ以上はないまでにね」
「幸せだね」
「そうよね」
「全くだね」
「オズの国は憂いも心配もないから」
 この国はというのです。
「それだけでね」
「幸せな国だね」
「そうよ」
 実際にというのです。
「これ以上はないまでに」
「全くだね」
「農業も工業も漁業も商業も」
 産業のお話もしました。
「そちらで働いている人達も」
「憂いも心配もないから」
「好きなだけ働けるから」
「いいね」
「だからオズの国は発展していっているのよ」 
 そうだというのです。
「オズマの政治もあって」
「皆もそうだからだね」
「そうよ、憂いや心配がないことは」
 このことはというのだ。
「幸せなことの一つよ」
「その通りだね」
「そう思うわ」
 そんなお話をして皆でお茶にお菓子を楽しんでいます、するとそこに今度はエリカが来て言ってきました。
「今日は恵梨香達も来てるのね」
「そうなの」
 恵梨香が五人を代表して微笑んで答えました。
「また遊びに来たの」
「そうなのね」
「それで来て早速」
 恵梨香はエリカにさらに言いました。
「美味しいお茶やお菓子をね」
「いただいてるのね」
「こうしてね」
「それならね」
 お話を聞いて言うエリカでした。
「私もいただこうかしら」
「お茶やお菓子を」
「そうしようかしら」
「それじゃあ貴女の分も用意するわね」
 ドロシーはエリカの言葉を聞いて言いました。
「そうするわね」
「そうしてくれるのね」
「レモンティーでいいわね」
「お砂糖はたっぷり入れたいわね」
 エリカはレモンティーと聞いて笑顔で応えました。 
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