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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五話 忠の世界その九

「私達の世界と全く違いますね」
「ではお互いの世界の話をしようぞ」
 こうしてだった。お互いに道場に集った。響鬼達は既に集っているが。
 大柄で丈の長い黒服とズボンに身を包んだあどけなさが微かに残る柔らかい笑顔の灰色の髪の少年だった。
「柳生宗朗です」
「服部半蔵です」
 青い目に紫の長い髪のメイドである。ただカチューシャの後ろは紅い巻物をかんざしにしている。眼鏡をかけた楚々とした顔の少女だ。
「後藤叉兵衛です」
 白い褌である。上は短いセーラー服をビキニの様にしている。 
 青がかった灰色の髪を小柄をかんざしにして止めている。凛とした中にも何処か優しい雰囲気をした顔の瞳は少し垂れていて黒い。背が高い。
「直江兼続ですわ」
 黒いベストとミニスカート、ハイソックスに白いブラウスと紅いネクタイ。栗色の瞳を持つ顔はまだ幼い。紫の髪をツインテールにして長く伸ばしている。頭には愛の字が書かれた髪留めがある。
 この面々がだ。響鬼達と向かい合ってだ。
 正座をして一礼をする。響鬼達もそれに応える。それからだった。
 彼等はだ。お互いにだった。自分達の世界の話をした。
 それが終わってからだ。宗朗が言った。
「にわかには信じられないのはお互いですね」
「そうだよな。こっちもな」
 響鬼もだ。腕を組んだ言う。
「そっちの世界とこっちの世界がな」
「その門でつながっていてですね」
「しかもその義仙って女はそちらの世界でも暴れてたんだってな」
「はい、そうです」
 その通りだとだ。義仙も話す。
「あの時は大変でした」
「しかし十兵衛がじゃ」
 幸村はこのことを残念な顔で述べた。
「失ってからじゃからな」
「あの小娘がいなくなって清々しますわ」
「・・・・・・・・・」
 兼続がそんなことを言うとだった。千姫がだ。
 無言で何時の間にか彼女の手元にあった鈴付きの紐を引っ張ると。それで。
 兼続の頭の上に盥が落ちた。それから言うのだった。
「憎まれ口は黙っておきなさい」
「あいたたたたた・・・・・・。酷いですわ」
「自業自得じゃ」
 幸村も兼続には厳しい。
「とにかくじゃ。あの女が生きておってじゃ」
「スサノオ、ですね」
 半蔵が言うのはその存在についてであった。
「貴方達の世界で絶えず仕掛けてきている神ですね」
「かなりおかしな神ではあるな」
 斬鬼はスサノオをそう考えていたし実際にそうだと話した。
「仮面ライダーに常に仕掛けてきているんだからな」
「圧倒的な力があるというのにそれに徹している」
 叉兵衛も怪訝な顔で述べる。
「確かに妙な神ですね」
「楽しんでおるのじゃな」
 幸村は話を聞いてすぐに察した。
 そしてだ。こう言うのだった。
「仮面ライダー、ここでは人間じゃな」
「そうなんだよな、人間に仕掛けてそれで」
 轟鬼もここで話す。
「人間を見ているんだよ」
「ふむ。そういえばじゃ」
 幸村は彼等の話を聞いてまた察して言った。
「こちらの世界でもそうじゃな」
「確かに。柳生義仙の時といい」
「では天草という者の背後には」
 千姫もだ。考えが至った。
「そのスサノオがいるのかしら」
「そう思っていいと思います」
 威吹鬼がこう千姫に返す。
「こちらの世界にもいるのは間違いないですから」
「あの女を操っているのは天草じゃ」
 幸村はまた話す。
「そしてその天草の背後におるか若しくは天草はスサノオの化身の一つか」
「だとしたら厄介だね」
 今度は宗朗が腕を組み考える顔で述べた。
「今度の戦いは」
「おそらくわらわ達だけでは歯が立たぬ」
 幸村はここでもすぐに分析し終えて述べた。
 
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